Pが原点に戻るためには、表が出た回数を x、裏が出た回数を y とすると、以下の式が成り立つ必要があります。 2x−3y=0 また、x+y=5 という条件もあります。この2つの式を解くと、 2x−3(5−x)=0 2x−15+3x=0 よって、y=5−x=5−3=2 したがって、表が3回、裏が2回出れば、Pは原点に戻ります。
5回硬貨を投げるうち、表が3回、裏が2回出る確率は、二項定理を用いて計算できます。
各試行は独立であるため、表が出る確率を p=1/2、裏が出る確率を q=1/2 とすると、 求める確率は
5C3p3q2=5C3(21)3(21)2=5C3(21)5 5C3=3!2!5!=2×15×4=10 したがって、求める確率は
10×(21)5=10×321=3210=165