4点 A(-2, 3), B(5, 4), C(3, -1) を頂点とする平行四辺形ABCDがある。対角線AC, BDの交点と頂点Dの座標を求める。

幾何学平行四辺形座標中点ベクトルの概念
2025/6/26

1. 問題の内容

4点 A(-2, 3), B(5, 4), C(3, -1) を頂点とする平行四辺形ABCDがある。対角線AC, BDの交点と頂点Dの座標を求める。

2. 解き方の手順

* 平行四辺形の対角線は互いに他を二等分するので、対角線ACの中点が対角線BDの中点と一致する。
* まず、対角線ACの中点Mの座標を求める。中点の公式より、Mの座標は以下のように計算できる。
M=(xA+xC2,yA+yC2)M = \left(\frac{x_A + x_C}{2}, \frac{y_A + y_C}{2}\right)
* 次に、点Dの座標を(x, y)とおき、BDの中点がMになるという条件から、x, yを求める。
BDの中点M'の座標は以下のように表せる。
M=(xB+x2,yB+y2)M' = \left(\frac{x_B + x}{2}, \frac{y_B + y}{2}\right)
* MとM'が一致するので、以下の方程式が成り立つ。
xA+xC2=xB+x2\frac{x_A + x_C}{2} = \frac{x_B + x}{2}
yA+yC2=yB+y2\frac{y_A + y_C}{2} = \frac{y_B + y}{2}
* この連立方程式を解くことで、点Dの座標(x, y)を求めることができる。
まず、ACの中点Mの座標を計算する。
M=(2+32,3+(1)2)=(12,22)=(12,1)M = \left(\frac{-2 + 3}{2}, \frac{3 + (-1)}{2}\right) = \left(\frac{1}{2}, \frac{2}{2}\right) = \left(\frac{1}{2}, 1\right)
次に、点Dの座標を(x, y)とおき、BDの中点がMになるという条件からx, yを求める。
5+x2=12\frac{5 + x}{2} = \frac{1}{2}
4+y2=1\frac{4 + y}{2} = 1
それぞれの方程式を解く。
5+x=15 + x = 1
x=15=4x = 1 - 5 = -4
4+y=24 + y = 2
y=24=2y = 2 - 4 = -2
したがって、点Dの座標は(-4, -2)である。
対角線AC, BDの交点は、ACの中点であるM(1/2, 1)と一致する。

3. 最終的な答え

対角線AC, BDの交点の座標は (12,1)(\frac{1}{2}, 1)
頂点Dの座標は (4,2)(-4, -2)

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