4桁の自然数 $n$ の千の位、百の位、十の位、一の位の数字をそれぞれ $a, b, c, d$ とします。次の各条件を満たす $n$ は何個あるかを求めます。 (1) $a > b > c > d$ (2) $a < b < c < d$ (3) $a \geq b > c > d$ (4) $a < b < c \leq d$
2025/6/26
1. 問題の内容
4桁の自然数 の千の位、百の位、十の位、一の位の数字をそれぞれ とします。次の各条件を満たす は何個あるかを求めます。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
(1) の場合
はすべて異なる数字であり、0から9までの10個の数字から4個選んで大きい順に並べればよいので、組み合わせの問題になります。
したがって、求める個数は で計算できます。
(2) の場合
(1)と同様に、 はすべて異なる数字であり、0から9までの10個の数字から4個選んで小さい順に並べればよいので、組み合わせの問題になります。ただし、は0でないため、工夫が必要です。
一旦0から9の10個の数字から4個を選ぶ組み合わせを考えます。
このうち、となるものを除けば良いです。となるのは、残りの3つの数字を1から9の中から選ぶ組み合わせなので、になります。
したがって、求める個数は となります。
(3) の場合
まず、となる場合を考えます。この場合、 と は同じ数字なので、実質的に異なる3つの数字を選ぶことになります。0から9の10個の数字から3個選び、大きいほうから2つを と に、残りの2つを と に割り当てれば良いので、 となります。
次に、となる場合を考えます。これは(1)で求めた通り、です。
求める個数は、これらの和になります。
したがって、求める個数は となります。
(4) の場合
まず、となる場合を考えます。これは(2)で求めた通り、です。
次に、となる場合を考えます。この場合、 と は同じ数字なので、実質的に異なる3つの数字を選ぶことになります。0から9の10個の数字から3個選び、小さいほうから に、一番大きい数字を と に割り当てれば良いので、となります。ただし、は0でないため、工夫が必要です。
一旦0から9の10個の数字から3個を選ぶ組み合わせを考えます。
このうち、となるものを除けば良いです。となるのは、残りの2つの数字を1から9の中から選ぶ組み合わせなので、になります。
したがって、を満たす個数は となります。
求める個数は、これらの和になります。
3. 最終的な答え
(1) 210個
(2) 126個
(3) 330個
(4) 210個