(1)
p1 を求める。S1=a1 が偶数となるのは、赤玉が出た場合である。したがって、p1=32. p2 を求める。S2=a1+a2 が偶数となるのは、(白, 白) または (赤, 赤) の場合である。 (白, 白) の確率は 31⋅31=91。 (赤, 赤) の確率は 32⋅32=94。 したがって、p2=91+94=95. p3 を求める。S3=a1+a2+a3 が偶数となるのは、 (白, 白, 偶数) or (白, 赤, 奇数) or (赤, 白, 奇数) or (赤, 赤, 偶数)
p3 を求める別の方法として、まずS2が偶数の場合、a3が偶数であれば、S3は偶数となり、S2が奇数の場合、a3が奇数であれば、S3は偶数となることを利用する。 p3=p2⋅32+(1−p2)⋅31=95⋅32+94⋅31=2710+274=2714. (2)
Sn+1=Sn+an+1 が偶数となるのは、Sn が偶数のとき an+1 が偶数であるか、Sn が奇数のとき an+1 が奇数であるかのいずれかである。 したがって、
pn+1=pn⋅32+(1−pn)⋅31=32pn+31−31pn=31pn+31. pn+1=31pn+31. (3)
pn+1−21=31(pn−21) 数列 {pn−21} は、初項 p1−21=32−21=61、公比 31 の等比数列である。 したがって、pn−21=61(31)n−1. pn=21+61(31)n−1=21+21(31)n. (4)
limn→∞pn=limn→∞(21+21(31)n)=21+21⋅0=21.