次の2つの2次式を $a(x-p)^2 + q$ の形に変形(平方完成)せよ。 (1) $x^2 + 4x$ (2) $2x^2 - 6x + 5$

代数学二次式平方完成数式変形
2025/6/27

1. 問題の内容

次の2つの2次式を a(xp)2+qa(x-p)^2 + q の形に変形(平方完成)せよ。
(1) x2+4xx^2 + 4x
(2) 2x26x+52x^2 - 6x + 5

2. 解き方の手順

(1) x2+4xx^2 + 4x
まず、xx の係数の半分の2乗を足して引きます。
xx の係数は4なので、その半分は2、その2乗は4です。
よって、
x2+4x=x2+4x+44=(x+2)24x^2 + 4x = x^2 + 4x + 4 - 4 = (x + 2)^2 - 4
したがって、a=1,p=2,q=4a=1, p=-2, q=-4 となります。
(2) 2x26x+52x^2 - 6x + 5
まず、x2x^2 の係数で括ります。
2x26x+5=2(x23x)+52x^2 - 6x + 5 = 2(x^2 - 3x) + 5
次に、括弧の中の xx の係数の半分の2乗を足して引きます。
括弧の中のxx の係数は-3なので、その半分は-32\frac{3}{2}、その2乗は94\frac{9}{4}です。
よって、
2(x23x)+5=2(x23x+9494)+5=2((x32)294)+52(x^2 - 3x) + 5 = 2(x^2 - 3x + \frac{9}{4} - \frac{9}{4}) + 5 = 2((x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4}) + 5
=2(x32)2294+5=2(x32)292+102=2(x32)2+12= 2(x - \frac{3}{2})^2 - 2 \cdot \frac{9}{4} + 5 = 2(x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{2} + \frac{10}{2} = 2(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{1}{2}
したがって、a=2,p=32,q=12a=2, p=\frac{3}{2}, q=\frac{1}{2} となります。

3. 最終的な答え

(1) (x+2)24(x + 2)^2 - 4
(2) 2(x32)2+122(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{1}{2}

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