$f(x)$ は2次関数であり、$y=f(x)$ のグラフは原点を通る。また、$y=f(x)$上の点$(2, f(2))$における接線は$y=x+2$である。このとき、$f(x)$を求めよ。

代数学二次関数微分接線連立方程式
2025/6/27

1. 問題の内容

f(x)f(x) は2次関数であり、y=f(x)y=f(x) のグラフは原点を通る。また、y=f(x)y=f(x)上の点(2,f(2))(2, f(2))における接線はy=x+2y=x+2である。このとき、f(x)f(x)を求めよ。

2. 解き方の手順

f(x)f(x) は2次関数なので、f(x)=ax2+bx+cf(x) = ax^2 + bx + c と表せる。
y=f(x)y = f(x) のグラフは原点を通るので、f(0)=0f(0) = 0 が成り立つ。
f(0)=a(0)2+b(0)+c=0f(0) = a(0)^2 + b(0) + c = 0 より、c=0c = 0 となる。
よって、f(x)=ax2+bxf(x) = ax^2 + bx となる。
f(x)=2ax+bf'(x) = 2ax + b である。
(2,f(2))(2, f(2))における接線はy=x+2y = x + 2なので、f(2)=1f'(2) = 1 である。
f(2)=2a(2)+b=4a+b=1f'(2) = 2a(2) + b = 4a + b = 1 となる。
また、接線は点(2,f(2))(2, f(2)) を通るので、f(2)=2+2=4f(2) = 2 + 2 = 4 となる。
f(2)=a(2)2+b(2)=4a+2b=4f(2) = a(2)^2 + b(2) = 4a + 2b = 4 となる。
4a+2b=44a + 2b = 4 より、2a+b=22a + b = 2 となる。
4a+b=14a + b = 12a+b=22a + b = 2 の連立方程式を解く。
(4a+b)(2a+b)=12(4a + b) - (2a + b) = 1 - 2
2a=12a = -1 より、a=12a = -\frac{1}{2} となる。
2(12)+b=22(-\frac{1}{2}) + b = 2
1+b=2-1 + b = 2 より、b=3b = 3 となる。
よって、f(x)=12x2+3xf(x) = -\frac{1}{2}x^2 + 3x となる。

3. 最終的な答え

f(x)=12x2+3xf(x) = -\frac{1}{2}x^2 + 3x

「代数学」の関連問題

問題は、与えられた条件を満たす放物線をグラフにもつ2次関数を求めることです。 (1) 頂点が点(1, -5)で、点(2, -3)を通る場合と、(2) 3点(2, -2), (3, 5), (-1, 1...

二次関数放物線グラフ方程式頂点3点を通る
2025/6/27

(1) 放物線 $y = x^2 + 6x + 11$ の頂点を求める。 (2) 放物線 $y = x^2 + 6x + 11$ を平行移動して放物線 $G: y = (x + 2)^2 + 5$ に...

二次関数放物線平方完成平行移動頂点
2025/6/27

次の2つの2次式を $a(x-p)^2+q$ の形に変形(平方完成)せよ。 (1) $x^2+4x$ (2) $2x^2-6x+5$

平方完成二次関数2次式
2025/6/27

次の2つの2次式を $a(x-p)^2 + q$ の形に変形(平方完成)せよ。 (1) $x^2 + 4x$ (2) $2x^2 - 6x + 5$

二次式平方完成数式変形
2025/6/27

与えられた連立不等式 $\begin{cases} x^2 < 5x + 6 \\ x^2 + 4 \ge 6x \end{cases}$ を解く。

連立不等式二次不等式解の範囲
2025/6/27

与えられた条件から $x$ を求め、次に $y$ を求めます。与えられた条件は次のとおりです。 $x = 2$ $y = x^2 + 1$

代入式の計算変数
2025/6/27

与えられた4x4行列の行列式を、基本変形を用いて計算する問題です。サラスの方法は禁止されており、少なくとも一度は列基本変形を用いる必要があります。また、どのような基本変形を行ったかを記述する必要があり...

行列行列式線形代数基本変形
2025/6/27

$n \ge 4$ に対して、$n$次正方行列の行列式($n$次行列式)がどうなるか考える。$n=4$の場合の展開式を書き、項数を求める。

行列式線形代数行列展開式
2025/6/27

問題は、ある表面から得られた3次の行列式について、以下の点を考察・議論することを求めています。 * 行列式の式の形、多重線形性、交代性、退化性 * 転置行列との関係 * $a_...

行列式線形代数多重線形性交代性転置行列多項式
2025/6/27

(1) 複素数 $z$ が $z + \frac{16}{z}$ が実数となるように動くとき、$z$ が描く図形を複素数平面上に図示する。ただし、$z \neq 0$ とする。 (2) (1)の条件に...

複素数複素数平面図形実数
2025/6/27