(1) x≥0, y≥0, z≥0 の場合 これは、6個の区別できないボールを3つの区別できる箱に入れる場合の数に相当します。
重複組み合わせの公式を用いて計算します。
重複組み合わせの公式は、異なる n 個のものから重複を許して r 個選ぶ組み合わせの数であり、nHr=n+r−1Cr で表されます。 この問題では、n=3 (変数 x,y,z の数) であり、r=6 (合計値) です。 したがって、求める組み合わせの数は 3H6=3+6−1C6=8C6 です。 8C6=6!(8−6)!8!=6!2!8!=2×18×7=28 (2) x≥1, y≥1, z≥1 の場合 x′=x−1, y′=y−1, z′=z−1 とおくと、x′≥0, y′≥0, z′≥0 となります。 x+y+z=6 に代入すると、(x′+1)+(y′+1)+(z′+1)=6 となり、x′+y′+z′=3 となります。 これは、x′≥0, y′≥0, z′≥0 の条件で x′+y′+z′=3 を満たす整数の組 (x′,y′,z′) の数を求める問題に帰着されます。 重複組み合わせの公式を用いて計算します。
この問題では、n=3 (変数 x′,y′,z′ の数) であり、r=3 (合計値) です。 したがって、求める組み合わせの数は 3H3=3+3−1C3=5C3 です。 5C3=3!(5−3)!5!=3!2!5!=2×15×4=10