1. 問題の内容
3辺の長さがすべて70より小さい整数で、かつ等差数列になっている三角形は何個あるか求める問題です。ただし、合同な三角形は区別しません。
2. 解き方の手順
三角形の3辺の長さを とします。ここで、 と は整数で、 かつ であると仮定します。
三角形が成立するための条件(三角不等式)は、, , です。
これらの不等式を整理すると、以下のようになります。
より
より (これは かつ より常に成立)
より (これは かつ より常に成立)
したがって、三角形の成立条件は となります。
また、3辺の長さはすべて70より小さいので、
, , が成立する必要があります。
より となります。また、 なので、 となります。
したがって、 でなければなりません。
ここで、 の範囲を求めます。 より、 となり、
は整数なので、 となります。
を固定して、 の取り得る個数を考えます。 は 以上 以下の整数なので、 個の可能性があります。
これらの合計は、
3. 最終的な答え
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