三角形ABCにおいて、線分ADにより三角形ABDと三角形ADCに分割されている。三角形ABDの面積を$S_1$、三角形ADCの面積を$S_2$とする。線分BDの長さを$a$、線分DCの長さを$b$とするとき、$S_1 : S_2 = a : b$となることを説明し、この比例式を$S_1$について解く。

幾何学面積三角形相似
2025/6/27

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、線分ADにより三角形ABDと三角形ADCに分割されている。三角形ABDの面積をS1S_1、三角形ADCの面積をS2S_2とする。線分BDの長さをaa、線分DCの長さをbbとするとき、S1:S2=a:bS_1 : S_2 = a : bとなることを説明し、この比例式をS1S_1について解く。

2. 解き方の手順

* **S1:S2=a:bS_1 : S_2 = a : bの説明:**
三角形ABDの面積S1S_1は、S1=12ahS_1 = \frac{1}{2} \cdot a \cdot hで表される。
三角形ADCの面積S2S_2は、S2=12bhS_2 = \frac{1}{2} \cdot b \cdot hで表される。
ここで、hhは点Aから線分BCに下ろした垂線の長さである。
したがって、S1S_1S2S_2の比は、
S1S2=12ah12bh=ab\frac{S_1}{S_2} = \frac{\frac{1}{2} \cdot a \cdot h}{\frac{1}{2} \cdot b \cdot h} = \frac{a}{b}となる。
よって、S1:S2=a:bS_1 : S_2 = a : bが成り立つ。
* **比例式をS1S_1について解く:**
S1:S2=a:bS_1 : S_2 = a : bS1S2=ab\frac{S_1}{S_2} = \frac{a}{b}と書き換えられる。
両辺にS2S_2をかけると、S1=abS2S_1 = \frac{a}{b}S_2となる。

3. 最終的な答え

S1:S2=a:bS_1 : S_2 = a : bとなることの説明:
三角形ABDと三角形ADCは高さが等しく、それぞれの面積は底辺の長さに比例するため。
S1S_1について解いた式: S1=abS2S_1 = \frac{a}{b}S_2

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