この問題は、540の正の約数について、以下の3つの問いに答えるものです。 (1) 540の正の約数の個数を求める。 (2) 540の正の約数の総和を求める。 (3) 540の正の約数のうち、偶数であるものの総和を求める。

数論約数素因数分解約数の個数約数の総和
2025/6/27

1. 問題の内容

この問題は、540の正の約数について、以下の3つの問いに答えるものです。
(1) 540の正の約数の個数を求める。
(2) 540の正の約数の総和を求める。
(3) 540の正の約数のうち、偶数であるものの総和を求める。

2. 解き方の手順

まず、540を素因数分解します。
540=22×33×51540 = 2^2 \times 3^3 \times 5^1
(1) 約数の個数について
約数の個数は、各素因数の指数に1を加えて掛け合わせたものです。
(2+1)×(3+1)×(1+1)=3×4×2=24 (2+1) \times (3+1) \times (1+1) = 3 \times 4 \times 2 = 24
(2) 約数の総和について
約数の総和は、各素因数について (1+p1+p2++pn) (1 + p^1 + p^2 + \dots + p^n) を計算し、それらを掛け合わせたものです。ここで pp は素因数、nn はその素因数の指数です。
(1+2+22)×(1+3+32+33)×(1+5) (1 + 2 + 2^2) \times (1 + 3 + 3^2 + 3^3) \times (1 + 5)
(1+2+4)×(1+3+9+27)×(1+5) (1 + 2 + 4) \times (1 + 3 + 9 + 27) \times (1 + 5)
7×40×6=1680 7 \times 40 \times 6 = 1680
(3) 偶数の約数の総和について
偶数の約数の総和は、22 の指数が 11 以上のものだけを考慮します。つまり、202^0 の項を除外します。
(2+22)×(1+3+32+33)×(1+5) (2 + 2^2) \times (1 + 3 + 3^2 + 3^3) \times (1 + 5)
(2+4)×(1+3+9+27)×(1+5) (2 + 4) \times (1 + 3 + 9 + 27) \times (1 + 5)
6×40×6=1440 6 \times 40 \times 6 = 1440

3. 最終的な答え

(1) 540の正の約数の個数: 24個
(2) 540の正の約数の総和: 1680
(3) 540の正の約数のうち、偶数であるものの総和: 1440

「数論」の関連問題

自然数 $n$ に対して、$2n^3 - 3n^2 + n$ が6の倍数であることを、(1) 数学的帰納法, (2) 連続する3整数の積が6の倍数であることの利用、の2通りの方法で証明する。

整数の性質倍数数学的帰納法因数分解合同式
2025/7/15

(1) 与えられた命題の対偶が真であることを示し、元の命題が真であることを示す問題。 (2) $\sqrt{15}$ が無理数であることを利用して、$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数...

命題対偶背理法無理数有理数連立方程式代数
2025/7/15

ヘパンの判定法を利用して、$F_2$ が素数であることを確かめる問題です。具体的には、以下の合同式を満たす①、②、③に当てはまる0から4の範囲の数字を求める問題です。 $5^2 \equiv ① \p...

合同式剰余べき乗フェルマーの小定理 (に関連)
2025/7/15

問題は、ヘパンの判定法を利用してF2が素数であることを確かめるために、与えられた合同式を満たす数字を求めることです。具体的には、以下の合同式における①、②、③に当てはまる0から4の範囲の数字を求めます...

合同式剰余べき乗
2025/7/15

問題は、ヘパンの判定法を利用して$F_2$が素数であることを確かめるというものです。具体的には、$5^2$, $5^4$, $5^8$ をそれぞれ4で割った余りを0から4の範囲で求めるという問題です。

合同式整数の性質フェルマーの小定理剰余
2025/7/15

2つの合同方程式を解く問題です。 (2) $x^2 + 5x + 3 \equiv 0 \pmod{17}$ (3) $x^{10} \equiv 2 \pmod{17}$

合同式合同方程式原始根
2025/7/15

自然数 $n$ に対して、$5^n - 1$ が4の倍数であることを数学的帰納法を用いて証明する。

数学的帰納法倍数整数の性質
2025/7/14

$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数であることを、$\sqrt{5}$ が無理数であることを用いて証明するために、背理法を用いる。 $\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が有理数...

無理数背理法平方根代数
2025/7/14

奇数の数列 1, 3, 5, ... を、第 $n$ 群が $n$ 個の奇数を含むように分ける。 (1) 第10群の最初の数を求めよ。 (2) 第8群の数の和を求めよ。 (3) 999 は第何群の第何...

数列奇数等差数列数学的帰納法
2025/7/14

問題は以下の3つです。 * 問題1: $p = 11$ を法として、 $2, 3, ..., p-2 \pmod{p}$ を掛け合わせて $1 \pmod{p}$ となる二つの合同類の組に分ける。...

合同式Wilsonの定理Fermatの小定理2進展開剰余
2025/7/14