(1) 与えられた命題の対偶が真であることを示し、元の命題が真であることを示す問題。 (2) $\sqrt{15}$ が無理数であることを利用して、$\sqrt{3} + \sqrt{5}$ が無理数であることを背理法で証明する問題。
2025/7/15
1. 問題の内容
(1) 与えられた命題の対偶が真であることを示し、元の命題が真であることを示す問題。
(2) が無理数であることを利用して、 が無理数であることを背理法で証明する問題。
2. 解き方の手順
(1)
元の命題は「 または ならば、 または である」。
この対偶は「 かつ ならば、 かつ である」。
かつ の連立方程式を解くと、
これを に代入すると、 より 。
よって、 かつ となるので、対偶は真である。対偶が真なので、元の命題も真である。
(2)
が無理数でない、すなわち有理数であると仮定する。
とおく (ただし、 は有理数)。
両辺を2乗すると、
は有理数なので、 も有理数。したがって、 も有理数である。
これは が無理数であることに矛盾する。
よって、 は無理数である。
3. 最終的な答え
(1) 対偶が真なので、もとの命題も **真** である。
(2) は **有理数** なので も **有理数** となるが、 が **無理数** であることに矛盾する。
よって、 は **無理数** である。