(1) 5105 の桁数と最高位の数字を求める。 まず、5105 の常用対数をとります。 log105105=105log105=105log10(210)=105(log1010−log102)=105(1−0.3010)=105×0.6990=73.395 したがって、5105=1073.395=1073×100.395 となります。 5105 の桁数は 73+1=74 桁です。 次に、最高位の数字を求めます。
100.395 の値を調べます。 log102=0.3010、log103=0.4771 より、 0.3010<0.395<0.4771 なので、 2<100.395<3 となります。 x=100.395 とおき、より精密な値を探します。 log102.5=log1025=log105−log102=(1−log102)−log102=1−2log102=1−2×0.3010=1−0.6020=0.3980 0.395<0.3980なので、 100.395<2.5 log102.4=log101024=log10(3⋅8/10)=log103+3log102−1=0.4771+3(0.3010)−1=0.4771+0.9030−1=1.3801−1=0.3801 0.3801<0.3950 なので、2.4<100.395. よって、2.4<100.395<2.5 なので、最高位の数字は2です。 (2) (51)105 の小数第何位に初めて0でない数が現れるか求める。 (51)105=5−105 の常用対数をとります。 log105−105=−105log105=−105(1−log102)=−105(1−0.3010)=−105×0.6990=−73.395 したがって、(51)105=10−73.395=10−74×100.605 小数第何位に初めて0でない数が現れるかは、-73.395の整数部分を-nとおくと、小数第n位に初めて0でない数字が現れます。
log10(51)105=−73.395なので、小数第74位に初めて0でない数字が現れます。