ある高校の1年生全員が長椅子に座るとき、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなる。1脚に7人ずつ座ると、使わない長椅子が3脚できる。長椅子の数は何脚以上何脚以下か。

代数学不等式文章問題一次不等式
2025/6/29

1. 問題の内容

ある高校の1年生全員が長椅子に座るとき、1脚に6人ずつ座ると15人が座れなくなる。1脚に7人ずつ座ると、使わない長椅子が3脚できる。長椅子の数は何脚以上何脚以下か。

2. 解き方の手順

長椅子の数を xx 脚とする。
1年生の人数を、2通りの座り方でそれぞれ表す。
* 6人ずつ座る場合、1年生の人数は 6x+156x + 15 人と表せる。
* 7人ずつ座る場合、使わない長椅子が3脚できるので、座っている長椅子は x3x-3 脚以下となる。
少なくとも1人は座っているので、x4x-4脚は使われている。
したがって、1年生の人数は、7(x4)+17(x-4) + 1 人以上 7(x3)7(x-3) 人以下と表せる。
これより、以下の不等式が成り立つ。
7(x4)+16x+157(x3)7(x-4)+1 \le 6x+15 \le 7(x-3)
この不等式を解く。
7(x4)+16x+157(x-4)+1 \le 6x+15 を解くと、
7x28+16x+157x - 28 + 1 \le 6x + 15
7x276x+157x - 27 \le 6x + 15
x42x \le 42
6x+157(x3)6x+15 \le 7(x-3) を解くと、
6x+157x216x + 15 \le 7x - 21
36x36 \le x
x36x \ge 36
したがって、36x4236 \le x \le 42 となる。

3. 最終的な答え

長椅子の数は36脚以上42脚以下である。

「代数学」の関連問題

与えられた数列 $1\cdot1, 2\cdot5, 3\cdot5^2, \dots, n\cdot5^{n-1}$ の和を求める問題です。

数列級数等比数列の和
2025/6/29

与えられた二次式 $x^2 + 6x + 5$ を因数分解しなさい。

因数分解二次式
2025/6/29

$a$ を定数とするとき、2次関数 $y = x^2 + 2a$ の $-1 \le x \le 2$ における最大値と最小値、およびそれらを与える $x$ の値を求める問題です。

二次関数最大値最小値定義域放物線
2025/6/29

与えられた式を整理して簡単にします。与えられた式は $\frac{x(5^n - 1)}{5 - 1} - n \times 5^n$ です。

数式整理指数代数計算
2025/6/29

与えられた式 $\frac{4}{5^n - 1} - 2 \times 5^n$ を計算します。

分数べき乗式の計算代入
2025/6/29

与えられた7つの計算問題を解く。 (22) $\sqrt[3]{24} + \sqrt[3]{81} - \sqrt[3]{3}$ (23) $\sqrt[3]{81} - \sqrt[3]{-3} ...

累乗根指数法則計算
2025/6/29

フィボナッチ数列 $\{F_n\}$ が漸化式 $F_{k+2} = F_k + F_{k+1}$ ($F_1 = 1$, $F_2 = 1$)で定義されるとき、数列 $\{A_n\}$ が $A_n...

数列漸化式フィボナッチ数列代数
2025/6/29

与えられた式 $5b - \frac{b}{9}$ を簡約化(計算)する問題です。

代数式の簡約化分数
2025/6/29

2次関数 $y = x^2 - 2ax$ ($0 \le x \le 2$)の最大値と最小値を、以下の$a$の範囲についてそれぞれ求めよ。 (1) $0 < a < 1$ (2) $a = 1$ (3...

二次関数最大値最小値場合分け定義域
2025/6/29

$20x^3y^2 - 25x^2y^4 + A$ を因数分解したとき、共通因数が $5xy^2$ になるような $A$ を、選択肢の中から全て選ぶ問題です。

因数分解共通因数多項式
2025/6/29