フィボナッチ数列 $\{F_n\}$ が漸化式 $F_{k+2} = F_k + F_{k+1}$ ($F_1 = 1$, $F_2 = 1$)で定義されるとき、数列 $\{A_n\}$ が $A_n = F_{n+1} - \frac{1-\sqrt{5}}{2}F_n$ で定義される。このとき、漸化式 $A_{k+1} = \frac{1+\sqrt{5}}{2}A_k$ が成り立つことを証明する。
2025/6/29
1. 問題の内容
フィボナッチ数列 が漸化式 (, )で定義されるとき、数列 が で定義される。このとき、漸化式 が成り立つことを証明する。
2. 解き方の手順
まず、 を定義に従って書き下す。
フィボナッチ数列の漸化式 を用いて、 を書き換える。
でくくる。
係数を計算する。
目標は、 を示すことである。 より、を計算する。
これは、 と等しい。したがって、
が成り立つ。
3. 最終的な答え
漸化式 が成り立つ。