実数 $a$ に対して、2つの直線 $$(a+2)x + (a+3)y = 10 \quad \cdots ①$$ $$6x + (2a-1)y = 5 \quad \cdots ②$$ がある。 (1) 直線①が $a$ の値にかかわらず通る定点の座標を求める。 (2) 直線①と②が平行であるときの $a$ の値を求める。 (3) 直線①と②が垂直であるときの $a$ の値を求める。
2025/6/29
1. 問題の内容
実数 に対して、2つの直線
がある。
(1) 直線①が の値にかかわらず通る定点の座標を求める。
(2) 直線①と②が平行であるときの の値を求める。
(3) 直線①と②が垂直であるときの の値を求める。
2. 解き方の手順
(1)
直線①の式を について整理すると
の値に関わらずこの式が成り立つためには、
が同時に成り立つ必要がある。
③より 。これを④に代入すると、
よって
したがって、求める定点の座標は
(2)
直線①と②が平行であるとき、それらの法線ベクトルの方向が同じである。直線①の法線ベクトルは であり、直線②の法線ベクトルは である。
よって、
のとき、①は であり、②は である。この場合、2直線は平行である。
のとき、①は , つまり であり、②は , つまり である。この場合も2直線は平行である。
したがって、
(3)
直線①と②が垂直であるとき、それらの法線ベクトルは垂直である。つまり、法線ベクトルの内積が0になる。
3. 最終的な答え
(1) 定点の座標:
(2) 平行であるときの の値:
(3) 垂直であるときの の値: