まず、4つのベクトルそれぞれに対して、与えられた行列との積を計算して、変換後のベクトルを求める。
次に、変換後の4つのベクトルによって囲まれる図形の面積を求める。元の4つのベクトルが囲む図形は、一辺の長さが1の正方形なので、面積は1である。線形変換によって、面積は行列の行列式 (determinant) の絶対値倍になる。
(1) 行列 [3004] * 変換後のベクトル:
[3004][00]=[00] [3004][10]=[30] [3004][11]=[34] [3004][01]=[04] * 行列式: 3×4−0×0=12 * 面積: 1×∣12∣=12 (2) 行列 [4324] * 変換後のベクトル:
[4324][00]=[00] [4324][10]=[43] [4324][11]=[67] [4324][01]=[24] * 行列式: 4×4−2×3=16−6=10 * 面積: 1×∣10∣=10 (3) 行列 [−2−134] * 変換後のベクトル:
[−2−134][00]=[00] [−2−134][10]=[−2−1] [−2−134][11]=[13] [−2−134][01]=[34] * 行列式: −2×4−3×(−1)=−8+3=−5 * 面積: 1×∣−5∣=5 (4) 行列 [cos60∘sin60∘−sin60∘cos60∘] cos60∘=21, sin60∘=23 [2123−2321] * 変換後のベクトル:
[2123−2321][00]=[00] [2123−2321][10]=[2123] [2123−2321][11]=[21−323+1] [2123−2321][01]=[−2321] * 行列式: 21×21−(−23)×23=41+43=1 * 面積: 1×∣1∣=1