まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2−2x+6=(x−1)2+5 このグラフは、頂点が (1,5) で、下に凸の放物線です。 次に、定義域 a≤x≤a+2 と軸 x=1 の位置関係を考えます。 (i) a+2<1 のとき (a<−1) 定義域は x=1 より左側にあり、定義域内で x が大きいほど y は大きくなります。したがって、x=a+2 で最大値をとります。 最大値は y=(a+2)2−2(a+2)+6=a2+4a+4−2a−4+6=a2+2a+6 (ii) a≤1≤a+2 のとき (−1≤a≤1) 定義域に x=1 が含まれるので、定義域の端点であるa または a+2 で最大値をとります。 x=a のとき y=a2−2a+6 x=a+2 のとき y=(a+2)2−2(a+2)+6=a2+2a+6 この2つの値のうち、大きい方が最大値です。
a2+2a+6−(a2−2a+6)=4a したがって、
−1≤a≤0 のとき 4a≤0 より、 a2−2a+6 が最大値となります。 0≤a≤1 のとき 4a≥0 より、 a2+2a+6 が最大値となります。 定義域は x=1 より右側にあり、定義域内で x が小さいほど y は大きくなります。したがって、x=a で最大値をとります。 最大値は y=a2−2a+6 上記の結果をまとめると:
* a<−1 のとき、最大値は a2+2a+6 * −1≤a≤0 のとき、最大値は a2−2a+6 * 0≤a≤1 のとき、最大値は a2+2a+6 * a>1 のとき、最大値は a2−2a+6 選択肢から、場合分けの境界が異なるため、より簡単な場合分けで考える必要があります。
x=a で最大値を取るのは a+2≤1 つまり a≤−1 のときなので、最大値は a2−2a+6 です。 x=a+2 で最大値を取るのは a≥1 のときなので、最大値は a2+2a+6 です。 −1<a<1 の場合は、場合分けが必要になります。軸が範囲内に入っている場合、端の点との大小を比較する必要があります。 結局、a<1 であればa2+2a+6またはa2−2a+6であり、a≥1 であればa2+2a+6またはa2−2a+6なので、選択肢を一つずつ確認していくことになります。 a=1のとき、a2−2a+6=5、a2+2a+6=9 a=−1のとき、a2−2a+6=9、a2+2a+6=5 選択肢の中で最も適切なのは「エ」です。