与えられた数学と英語の小テストの得点データを用いて、散布図の作成、相関の有無の判断、表の穴埋め、相関係数の計算を行う問題です。具体的には、 (1) 横軸を数学($x$)、縦軸を英語($y$)とした散布図を作成します。 (2) 作成した散布図から、$x$と$y$の間の関係を判断し、正の相関、負の相関、相関関係がほとんどないの中から最も適切なものを選択します。 (3) $x$の平均($\bar{x}$)が4.0、$y$の平均($\bar{y}$)が5.0であるという情報を使って、表の$(x-\bar{x})^2$、$(y-\bar{y})^2$、$(x-\bar{x})(y-\bar{y})$の列を埋めます。 (4) (3)で作成した表を利用して、$x$と$y$の相関係数$r$を計算します(小数第3位を四捨五入)。
2025/3/30
1. 問題の内容
与えられた数学と英語の小テストの得点データを用いて、散布図の作成、相関の有無の判断、表の穴埋め、相関係数の計算を行う問題です。具体的には、
(1) 横軸を数学()、縦軸を英語()とした散布図を作成します。
(2) 作成した散布図から、との間の関係を判断し、正の相関、負の相関、相関関係がほとんどないの中から最も適切なものを選択します。
(3) の平均()が4.0、の平均()が5.0であるという情報を使って、表の、、の列を埋めます。
(4) (3)で作成した表を利用して、との相関係数を計算します(小数第3位を四捨五入)。
2. 解き方の手順
(1) 散布図の作成
与えられたデータ(, )に対して、点をプロットすることで散布図を作成します。例えば、(1, 3)、(2, 2)などの点をグラフに書き込みます。
(2) 相関の有無の判断
散布図を見て、が増加するとが増加する傾向があるか(正の相関)、が増加するとが減少する傾向があるか(負の相関)、または明確な傾向が見られないか(相関関係がほとんどない)を判断します。
(3) 表の穴埋め
表の残りの部分を埋めるために、次の手順に従います。
- 各データ点に対して、とを計算します。
- を計算します。例えば、(1, 3)の点に対して、なので、となります。
- を計算します。例えば、(1, 3)の点に対して、なので、となります。
- を計算します。例えば、(1, 3)の点に対して、となります。
- 計算した値を表に記入します。
- 最後に、各列(、、、)の合計を計算します。
(4) 相関係数の計算
相関係数は、次の式で計算できます。
ここで、はデータの数(この場合は10)です。表から、、の値を読み取り、上記の式に代入してを計算します。最後に、小数第3位を四捨五入して答えを求めます。
3. 最終的な答え
(2) ①正の相関がある
(3) 表の穴埋め (合計値のみ記載):
-
-
-
(4)
小数第3位を四捨五入すると、0.64