1つのサイコロを5回続けて投げるとき、奇数の目がちょうど4回出る確率と、4回以上出る確率を求める問題です。

確率論・統計学確率二項分布サイコロ
2025/4/10

1. 問題の内容

1つのサイコロを5回続けて投げるとき、奇数の目がちょうど4回出る確率と、4回以上出る確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 奇数の目がちょうど4回出る確率を求めます。
サイコロを1回投げるとき、奇数の目が出る確率は 36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2}、偶数の目が出る確率も 12\frac{1}{2} です。
5回中4回奇数の目が出て、1回偶数の目が出る確率は、二項分布の考え方から、
5C4(12)4(12)1=5×116×12=532{}_5 C_4 \left( \frac{1}{2} \right)^4 \left( \frac{1}{2} \right)^1 = 5 \times \frac{1}{16} \times \frac{1}{2} = \frac{5}{32}
となります。
したがって、エは5、オカは32です。
(2) 奇数の目が4回以上出る確率を求めます。
奇数の目が4回以上出るのは、4回出る場合と5回出る場合です。4回出る確率はすでに求めました。
奇数の目が5回出る確率は、
5C5(12)5(12)0=1×132×1=132{}_5 C_5 \left( \frac{1}{2} \right)^5 \left( \frac{1}{2} \right)^0 = 1 \times \frac{1}{32} \times 1 = \frac{1}{32}
となります。
したがって、4回以上出る確率は、
532+132=632=316\frac{5}{32} + \frac{1}{32} = \frac{6}{32} = \frac{3}{16}
となります。
したがって、キは3、クケは16です。

3. 最終的な答え

奇数の目がちょうど4回出る確率は 532\frac{5}{32} です。
奇数の目が4回以上出る確率は 316\frac{3}{16} です。

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