この問題は、場合の数、式の展開、約数の個数を求める問題です。具体的には、 (1) 数字1,2,3を使ってできる2桁の数は何個あるか。ただし、同じ数字を2度使ってもよい。 (2) 大小2つのサイコロを同時に投げるとき、目の和が4の倍数になる場合は何通りあるか。目の積が10の倍数になる場合は何通りあるか。 (3) 次の式を展開したとき、項は何個できるか。(a+b+c)(x+y) と (a+b+c)(p+q)(x+y)。 (4) 72と147の正の約数はそれぞれ何個あるか。

算数場合の数組み合わせ約数式の展開サイコロ
2025/3/30

1. 問題の内容

この問題は、場合の数、式の展開、約数の個数を求める問題です。具体的には、
(1) 数字1,2,3を使ってできる2桁の数は何個あるか。ただし、同じ数字を2度使ってもよい。
(2) 大小2つのサイコロを同時に投げるとき、目の和が4の倍数になる場合は何通りあるか。目の積が10の倍数になる場合は何通りあるか。
(3) 次の式を展開したとき、項は何個できるか。(a+b+c)(x+y) と (a+b+c)(p+q)(x+y)。
(4) 72と147の正の約数はそれぞれ何個あるか。

2. 解き方の手順

(1) 2桁の数の十の位は1,2,3の3通り、一の位も1,2,3の3通りあるので、積の法則より 3×3=93 \times 3 = 9 通り。
(2)
(ア) 目の和が4の倍数になるのは、4, 8, 12の場合です。
和が4になるのは (1,3), (2,2), (3,1) の3通り。
和が8になるのは (2,6), (3,5), (4,4), (5,3), (6,2) の5通り。
和が12になるのは (6,6) の1通り。
合計すると 3+5+1=93+5+1 = 9 通り。
(イ) 目の積が10の倍数になるには、少なくとも片方のサイコロの目が5で、もう片方の目が偶数である必要があります。
大きいサイコロが5で、小さいサイコロが2,4,6のとき3通り。
小さいサイコロが5で、大きいサイコロが2,4,6のとき3通り。
したがって 3+3=63 + 3 = 6 通り。
(3)
(ア) (a+b+c)(x+y)(a+b+c)(x+y) を展開すると、a,b,ca, b, c のそれぞれに x,yx, y を掛けることになるので、3×2=63 \times 2 = 6 個の項ができます。
(イ) (a+b+c)(p+q)(x+y)(a+b+c)(p+q)(x+y) を展開すると、a,b,ca, b, c のそれぞれに p,qp, q を掛けて、さらに x,yx, y を掛けることになるので、3×2×2=123 \times 2 \times 2 = 12 個の項ができます。
(4)
(ア) 72を素因数分解すると、72=23×3272 = 2^3 \times 3^2。したがって、正の約数の個数は (3+1)(2+1)=4×3=12(3+1)(2+1) = 4 \times 3 = 12 個。
(イ) 147を素因数分解すると、147=3×72147 = 3 \times 7^2。したがって、正の約数の個数は (1+1)(2+1)=2×3=6(1+1)(2+1) = 2 \times 3 = 6 個。

3. 最終的な答え

(1) 9個
(2) (1) 9通り (2) 6通り
(3) (1) 6個 (2) 12個
(4) (1) 12個 (2) 6個