1から10までの数字が書かれた10枚のカードから1枚を引く。 事象A: 引いたカードが2の倍数。 事象B: 引いたカードが3の倍数。 事象C: 引いたカードが4の倍数。 (1) AとBは互いに排反か? (2) BとCは互いに排反か? (3) $P(A \cup B)$を求めよ。 (4) $P(B \cup C)$を求めよ。

確率論・統計学確率事象排反和事象
2025/3/30

1. 問題の内容

1から10までの数字が書かれた10枚のカードから1枚を引く。
事象A: 引いたカードが2の倍数。
事象B: 引いたカードが3の倍数。
事象C: 引いたカードが4の倍数。
(1) AとBは互いに排反か?
(2) BとCは互いに排反か?
(3) P(AB)P(A \cup B)を求めよ。
(4) P(BC)P(B \cup C)を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) AとBが互いに排反かどうかを判断する。
A = {2, 4, 6, 8, 10}
B = {3, 6, 9}
AとBの共通部分は{6}であるので、AとBは互いに排反ではない。
(2) BとCが互いに排反かどうかを判断する。
B = {3, 6, 9}
C = {4, 8}
BとCの共通部分はないので、BとCは互いに排反である。
(3) P(AB)P(A \cup B)を求める。
AB={2,3,4,6,8,9,10}A \cup B = \{2, 3, 4, 6, 8, 9, 10\}
n(AB)=7n(A \cup B) = 7
したがって、P(AB)=n(AB)10=710P(A \cup B) = \frac{n(A \cup B)}{10} = \frac{7}{10}
(4) P(BC)P(B \cup C)を求める。
BC={3,4,6,8,9}B \cup C = \{3, 4, 6, 8, 9\}
n(BC)=5n(B \cup C) = 5
したがって、P(BC)=n(BC)10=510=12P(B \cup C) = \frac{n(B \cup C)}{10} = \frac{5}{10} = \frac{1}{2}

3. 最終的な答え

(1) 排反でない
(2) 排反である
(3) 710\frac{7}{10}
(4) 12\frac{1}{2}

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