3点 A(0, 6), B(1, -1), C(-3, 7) を通る円の方程式を求めます。

幾何学円の方程式座標平面平方完成
2025/6/29

1. 問題の内容

3点 A(0, 6), B(1, -1), C(-3, 7) を通る円の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

円の方程式を一般形 x2+y2+lx+my+n=0x^2 + y^2 + lx + my + n = 0 とおきます。
この円が点 A, B, C を通るので、それぞれの方程式に座標を代入します。
点 A(0, 6) を代入すると:
02+62+l(0)+m(6)+n=00^2 + 6^2 + l(0) + m(6) + n = 0
36+6m+n=036 + 6m + n = 0
点 B(1, -1) を代入すると:
12+(1)2+l(1)+m(1)+n=01^2 + (-1)^2 + l(1) + m(-1) + n = 0
1+1+lm+n=01 + 1 + l - m + n = 0
2+lm+n=02 + l - m + n = 0
点 C(-3, 7) を代入すると:
(3)2+72+l(3)+m(7)+n=0(-3)^2 + 7^2 + l(-3) + m(7) + n = 0
9+493l+7m+n=09 + 49 - 3l + 7m + n = 0
583l+7m+n=058 - 3l + 7m + n = 0
これで3つの式が得られました。
6m+n=366m + n = -36 ...(1)
lm+n=2l - m + n = -2 ...(2)
3l+7m+n=58-3l + 7m + n = -58 ...(3)
(2) - (1) より:
l7m=34l - 7m = 34 ...(4)
(3) - (1) より:
3l+m=22-3l + m = -22 ...(5)
(4)より、l=7m+34l = 7m + 34
これを(5)に代入すると:
3(7m+34)+m=22-3(7m + 34) + m = -22
21m102+m=22-21m - 102 + m = -22
20m=80-20m = 80
m=4m = -4
l=7(4)+34=28+34=6l = 7(-4) + 34 = -28 + 34 = 6
(1)より、n=366m=366(4)=36+24=12n = -36 - 6m = -36 - 6(-4) = -36 + 24 = -12
したがって、l=6,m=4,n=12l = 6, m = -4, n = -12 となり、求める円の方程式は:
x2+y2+6x4y12=0x^2 + y^2 + 6x - 4y - 12 = 0
平方完成すると:
(x+3)29+(y2)2412=0(x + 3)^2 - 9 + (y - 2)^2 - 4 - 12 = 0
(x+3)2+(y2)2=25(x + 3)^2 + (y - 2)^2 = 25
中心は (-3, 2) で、半径は 5 の円になります。

3. 最終的な答え

(x+3)2+(y2)2=25(x + 3)^2 + (y - 2)^2 = 25

「幾何学」の関連問題

円 $C: (x-1)^2 + y^2 = 5$ と直線 $l: y = 2x + k$ の位置関係が、定数 $k$ の値によってどのように変わるかを求める問題です。

直線位置関係距離代数
2025/7/1

与えられた2つの放物線について、その概形を描き、焦点と準線を求めよ。 (1) $x^2 = 4y$ (2) $y = -2x^2$

放物線焦点準線二次曲線
2025/7/1

点(5, 6)を通り、円 $(x-3)^2 + (y-1)^2 = 4$ に接する直線の方程式を求める問題です。

接線点と直線の距離方程式
2025/7/1

三角形ABCにおいて、$a=\sqrt{6}$, $b=3+\sqrt{3}$, $C=45^\circ$のとき、残りの辺$c$の長さと角$A$, $B$の大きさを求めよ。

三角比余弦定理正弦定理三角形
2025/7/1

三角形ABCにおいて、$b = 2\sqrt{3}$, $c = 3 - \sqrt{3}$, $A = 120^\circ$のとき、残りの辺の長さ$a$と角の大きさ$B$,$C$を求めよ。

三角形余弦定理正弦定理三角比角度
2025/7/1

一辺の長さが6cmの立方体ABCD-EFGHから、三角錐A-BDEを取り除いた立体の体積を求める。

体積立方体三角錐空間図形
2025/7/1

底面の半径が $r$、高さが $h$ の円柱がある。 (1) この円柱の体積を $V$ とするとき、$V$ を $r$ と $h$ を用いて表す。ただし、円周率は $\pi$ とする。 (2) この円...

体積円柱半径高さ計算
2025/7/1

問題48: 右の長方形において、辺ADと辺DCの位置関係を記号で答えなさい。 問題49: 右の図の$\triangle DBE$は、$\triangle ABC$を回転移動したものである。辺ACと長さ...

長方形垂直回転移動合同辺の長さ
2025/7/1

底面の半径が $r$、高さが $h$ の円錐があります。この円錐の底面の半径を2倍、高さを $\frac{1}{2}$ にすると、体積は何倍になるかを求める問題です。

円錐体積幾何
2025/7/1

半径 $r$ 、高さ $h$ の円柱について、以下の問いに答える問題です。 (1) 円柱の体積 $V$ を $r$ と $h$ を用いて表す。 (2) 高さを半分にした円柱の体積 $V'$ が、$V$...

円柱体積計算
2025/7/1