円 $C: (x-1)^2 + y^2 = 5$ と直線 $l: y = 2x + k$ の位置関係が、定数 $k$ の値によってどのように変わるかを求める問題です。

幾何学直線位置関係距離代数
2025/7/1

1. 問題の内容

C:(x1)2+y2=5C: (x-1)^2 + y^2 = 5 と直線 l:y=2x+kl: y = 2x + k の位置関係が、定数 kk の値によってどのように変わるかを求める問題です。

2. 解き方の手順

円と直線の位置関係は、円の中心と直線の距離 dd と、円の半径 rr を比較することで判断できます。
- d<rd < r のとき、円と直線は2点で交わる
- d=rd = r のとき、円と直線は接する
- d>rd > r のとき、円と直線は交わらない
まず、円 CC の中心の座標と半径を求めます。
円の式 (x1)2+y2=5(x-1)^2 + y^2 = 5 より、中心は (1,0)(1, 0)、半径は r=5r = \sqrt{5} です。
次に、点 (1,0)(1, 0) と直線 y=2x+ky = 2x + k の距離 dd を求めます。
直線の式を 2xy+k=02x - y + k = 0 と変形し、点と直線の距離の公式を用います。
d=2(1)0+k22+(1)2=2+k5d = \frac{|2(1) - 0 + k|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}} = \frac{|2+k|}{\sqrt{5}}
円と直線の位置関係を調べるため、ddrr の関係を考えます。
- 2点で交わる場合: d<rd < r \rightarrow 2+k5<5\frac{|2+k|}{\sqrt{5}} < \sqrt{5} \rightarrow 2+k<5|2+k| < 5 \rightarrow 5<2+k<5-5 < 2+k < 5 \rightarrow 7<k<3-7 < k < 3
- 接する場合: d=rd = r \rightarrow 2+k5=5\frac{|2+k|}{\sqrt{5}} = \sqrt{5} \rightarrow 2+k=5|2+k| = 5 \rightarrow 2+k=52+k = 5 または 2+k=52+k = -5 \rightarrow k=3k = 3 または k=7k = -7
- 交わらない場合: d>rd > r \rightarrow 2+k5>5\frac{|2+k|}{\sqrt{5}} > \sqrt{5} \rightarrow 2+k>5|2+k| > 5 \rightarrow 2+k>52+k > 5 または 2+k<52+k < -5 \rightarrow k>3k > 3 または k<7k < -7

3. 最終的な答え

- 7<k<3-7 < k < 3 のとき、2点で交わる。
- k=3k = 3 または k=7k = -7 のとき、接する。
- k<7k < -7 または k>3k > 3 のとき、交わらない。

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