$m, n$ は実数である。 命題「$|m+n| > 2$ ならば、$m, n$ のうち少なくとも一方は絶対値が 1 より大きい」を、対偶を利用して証明する。 対偶は「$m, n$ がどちらも絶対値が 1 以下ならば、$|m+n| \le 2$」である。 空欄①, ②, ③に当てはまる不等式を選択肢から選ぶ。

代数学絶対値命題対偶不等式証明
2025/3/31

1. 問題の内容

m,nm, n は実数である。
命題「m+n>2|m+n| > 2 ならば、m,nm, n のうち少なくとも一方は絶対値が 1 より大きい」を、対偶を利用して証明する。
対偶は「m,nm, n がどちらも絶対値が 1 以下ならば、m+n2|m+n| \le 2」である。
空欄①, ②, ③に当てはまる不等式を選択肢から選ぶ。

2. 解き方の手順

m1|m| \le 1 より 1m1-1 \le m \le 1。これが①に入る。
n1|n| \le 1 より 1n1-1 \le n \le 1。これが②に入る。
1m1-1 \le m \le 11n1-1 \le n \le 1 の各辺を足し合わせると、 1+(1)m+n1+1-1 + (-1) \le m + n \le 1 + 1 となる。
よって 2m+n2-2 \le m + n \le 2 となる。これが③に入る。

3. 最終的な答え

選択肢の中で①に 1m1-1 \le m \le 1、②に 1n1-1 \le n \le 1、③に 2m+n2-2 \le m+n \le 2 が当てはまるのは選択肢2である。
したがって、答えは2である。

「代数学」の関連問題

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & 1 & 6 \\ 2 & 3 & 4 \\ 3 & 5 & 3 \end{pmatrix}$ について、以下の問題を解く。 (1) 行...

行列行列式余因子逆行列
2025/6/5

2次関数 $y=x^2$ のグラフを平行移動して、2点 $(c, 0)$ と $(c+4, 0)$ を通るグラフ $G$ を得る。グラフ $G$ を持つ2次関数を $c$ を用いて表し、さらに $G$...

二次関数平行移動二次方程式平方完成
2025/6/5

放物線 $y = ax^2 + bx + c$ が与えられた図のようになるとき、$a, b, c, b^2 - 4ac, a + b + c, a - b + c$ がそれぞれ 0 より大きいか、等し...

二次関数放物線グラフ判別式不等式
2025/6/5

(1) 軸が $x = -2$ で、2点 $(0, -1)$、 $(-3, -4)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めます。 (2) 3点 $(-1, -6)$、 $(1, -2)$、 $(3...

二次関数放物線連立方程式グラフ代数
2025/6/5

次の連立一次方程式について、解を持つように定数 $a$ の値を定め、その時の拡大係数行列の階数を求め、解を求めよ。 $x_1 + x_2 + 2x_3 + x_4 = 2$ $2x_1 + x_3 =...

連立一次方程式線形代数拡大係数行列行基本変形階数解の存在条件
2025/6/5

$2^x - 2^{-x} = 3$ のとき、$2^{3x} - 2^{-3x}$ の値を求める問題です。

指数方程式因数分解
2025/6/5

次の連立一次方程式が解を持つように、$a$ の値を定め、解を求めよ。 $\begin{cases} x_1 - 2x_2 - 8x_3 + 2x_4 = 2 \\ 2x_1 + 3x_2 + 5x_3...

連立一次方程式行列線形代数解の存在条件行基本変形
2025/6/5

与えられた式 $(a^{\frac{1}{2}} + b^{-\frac{1}{2}})(a^{\frac{1}{4}} + b^{-\frac{1}{4}})(a^{\frac{1}{4}} - b...

式の計算指数因数分解展開
2025/6/5

$a>0$, $b>0$ のとき、次の式を計算する問題です。 $(\sqrt[3]{a} + \sqrt[6]{b})(\sqrt[3]{a} - \sqrt[6]{b})(\sqrt[3]{a^4}...

式の計算因数分解累乗根数式展開
2025/6/5

自然数の列をいくつかの群に分けます。第 $n$ 群には $(2n-1)$ 個の数が入ります。第 $n$ 群の最初の自然数を $n$ の式で表しなさい。

数列シグマ自然数
2025/6/5