2次関数 $y=x^2$ のグラフを平行移動して、2点 $(c, 0)$ と $(c+4, 0)$ を通るグラフ $G$ を得る。グラフ $G$ を持つ2次関数を $c$ を用いて表し、さらに $G$ が点 $(3, -1)$ を通るとき、 $G$ が $y=x^2$ のグラフを $x$ 軸方向と $y$ 軸方向にどれだけ平行移動したかを求める。

代数学二次関数平行移動二次方程式平方完成
2025/6/5

1. 問題の内容

2次関数 y=x2y=x^2 のグラフを平行移動して、2点 (c,0)(c, 0)(c+4,0)(c+4, 0) を通るグラフ GG を得る。グラフ GG を持つ2次関数を cc を用いて表し、さらに GG が点 (3,1)(3, -1) を通るとき、 GGy=x2y=x^2 のグラフを xx 軸方向と yy 軸方向にどれだけ平行移動したかを求める。

2. 解き方の手順

(1) グラフ GG の方程式を求める。
GGx=cx=cx=c+4x=c+4y=0y=0 となるので、GG の方程式は
y=(xc)(x(c+4))y = (x-c)(x-(c+4))
と表せる。展開すると
y=x2(c+c+4)x+c(c+4)y = x^2 - (c + c + 4)x + c(c+4)
y=x2(2c+4)x+c(c+4)y = x^2 - (2c+4)x + c(c+4)
よって、アには4、イには4が入る。
(2) GG が点 (3,1)(3, -1) を通ることから、cc の値を求める。
x=3x=3, y=1y=-1 を代入すると、
1=32(2c+4)3+c(c+4)-1 = 3^2 - (2c+4) \cdot 3 + c(c+4)
1=96c12+c2+4c-1 = 9 - 6c - 12 + c^2 + 4c
0=c22c1+9120 = c^2 - 2c -1 + 9 - 12
0=c22c40 = c^2 - 2c - 4
c=2±44(1)(4)2=2±202=2±252=1±5c = \frac{2 \pm \sqrt{4 - 4(1)(-4)}}{2} = \frac{2 \pm \sqrt{20}}{2} = \frac{2 \pm 2\sqrt{5}}{2} = 1 \pm \sqrt{5}
2c32 \le c \le 3 より、c=1+5c = 1 + \sqrt{5}
(3) GG の方程式を平方完成する。
y=x2(2c+4)x+c(c+4)y = x^2 - (2c+4)x + c(c+4)
y=(x(c+2))2(c+2)2+c(c+4)y = (x - (c+2))^2 - (c+2)^2 + c(c+4)
y=(x(c+2))2(c2+4c+4)+c2+4cy = (x - (c+2))^2 - (c^2 + 4c + 4) + c^2 + 4c
y=(x(c+2))24y = (x - (c+2))^2 - 4
したがって、y=x2y=x^2 のグラフを xx 軸方向に c+2c+2, yy 軸方向に 4-4 だけ平行移動したものである。
c=1+5c = 1 + \sqrt{5} なので、xx 軸方向には 3+53 + \sqrt{5} だけ平行移動したことになる。
よって、ウには3、エには5が入る。
(4) yy 軸方向の移動量は 4-4 なので、オカには -4 が入る。

3. 最終的な答え

ア: 4
イ: 4
ウ: 3
エ: 5
オカ: -4

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