画像にある空欄を埋める問題です。 (1) 点$(a, b)$を中心とする半径$r$の円の方程式を求める。 (2) 円$x^2 + y^2 = r^2$上の点$P(a, b)$における接線の方程式を求める。

幾何学円の方程式接線微分幾何学的性質
2025/6/29

1. 問題の内容

画像にある空欄を埋める問題です。
(1) 点(a,b)(a, b)を中心とする半径rrの円の方程式を求める。
(2) 円x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2上の点P(a,b)P(a, b)における接線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 中心(a,b)(a, b)、半径rrの円の方程式は、円上の任意の点(x,y)(x, y)との距離がrrであることから導かれます。距離の公式から、(xa)2+(yb)2=r\sqrt{(x-a)^2 + (y-b)^2} = rとなります。両辺を2乗することで、円の方程式が得られます。
(2) 円x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2上の点(a,b)(a, b)における接線の方程式を求めるには、いくつかの方法があります。ここでは、微分を用いる方法と、幾何的な性質を利用する方法の2つを示します。
* 微分を用いる方法:
円の方程式をyyについて解くと、y=±r2x2y = \pm\sqrt{r^2 - x^2}となります。点(a,b)(a, b)における接線の傾きは、この式の微分係数から求められます。しかし、この方法は計算が煩雑になるため、ここでは幾何的な性質を利用します。
* 幾何的な性質を利用する方法:
円の中心(0,0)(0, 0)と接点(a,b)(a, b)を結ぶ直線は、接線と直交します。よって、接線の傾きは、直線(0,0)(0, 0)(a,b)(a, b)を結ぶ直線の傾きab-\frac{a}{b}の逆数で、符号を変えたもの、すなわちab-\frac{a}{b}となります。したがって、接線の方程式は、yb=ab(xa)y - b = -\frac{a}{b}(x - a)と表せます。これを整理します。
yb=ab(xa)y - b = -\frac{a}{b}(x - a)
b(yb)=a(xa)b(y - b) = -a(x - a)
byb2=ax+a2by - b^2 = -ax + a^2
ax+by=a2+b2ax + by = a^2 + b^2
(a,b)(a, b)は円x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2上の点なので、a2+b2=r2a^2 + b^2 = r^2です。
したがって、ax+by=r2ax + by = r^2となります。

3. 最終的な答え

(1) (xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2
(2) ax+by=r2ax + by = r^2

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