3点 A(0, 5), B(2, 1), C(-4, 1) を頂点とする三角形 ABC の外接円の半径と、外心の座標を求めよ。

幾何学外心外接円座標平面三角形
2025/6/29
## 問題11

1. **問題の内容**

3点 A(0, 5), B(2, 1), C(-4, 1) を頂点とする三角形 ABC の外接円の半径と、外心の座標を求めよ。

2. **解き方の手順**

外心の座標を (p, q) とすると、外心は三角形の各頂点からの距離が等しい点であるから、以下の式が成り立つ。
AP2=BP2=CP2AP^2 = BP^2 = CP^2
ここで、AP2AP^2, BP2BP^2, CP2CP^2 はそれぞれ
AP2=(p0)2+(q5)2=p2+(q5)2=p2+q210q+25AP^2 = (p - 0)^2 + (q - 5)^2 = p^2 + (q - 5)^2 = p^2 + q^2 - 10q + 25
BP2=(p2)2+(q1)2=p24p+4+q22q+1=p24p+q22q+5BP^2 = (p - 2)^2 + (q - 1)^2 = p^2 - 4p + 4 + q^2 - 2q + 1 = p^2 - 4p + q^2 - 2q + 5
CP2=(p(4))2+(q1)2=(p+4)2+(q1)2=p2+8p+16+q22q+1=p2+8p+q22q+17CP^2 = (p - (-4))^2 + (q - 1)^2 = (p + 4)^2 + (q - 1)^2 = p^2 + 8p + 16 + q^2 - 2q + 1 = p^2 + 8p + q^2 - 2q + 17
AP2=BP2AP^2 = BP^2 より
p2+q210q+25=p24p+q22q+5p^2 + q^2 - 10q + 25 = p^2 - 4p + q^2 - 2q + 5
10q+25=4p2q+5-10q + 25 = -4p - 2q + 5
4p8q=204p - 8q = -20
p2q=5p - 2q = -5 ...(1)
BP2=CP2BP^2 = CP^2 より
p24p+q22q+5=p2+8p+q22q+17p^2 - 4p + q^2 - 2q + 5 = p^2 + 8p + q^2 - 2q + 17
4p+5=8p+17-4p + 5 = 8p + 17
12p=12-12p = 12
p=1p = -1
これを (1) に代入すると
12q=5-1 - 2q = -5
2q=4-2q = -4
q=2q = 2
したがって、外心の座標は (-1, 2) である。
外接円の半径 R は、AP=RAP = R より
R2=AP2=(1)2+(25)2=1+9=10R^2 = AP^2 = (-1)^2 + (2 - 5)^2 = 1 + 9 = 10
R=10R = \sqrt{10}

3. **最終的な答え**

外接円の半径: 10\sqrt{10}
外心の座標: (-1, 2)

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