振幅と波長が等しい2つの波が、それぞれx軸の正と負の向きに進んでいる。実線と破線の波であり、波の速さは$0.50 \, \text{m/s}$である。定常波の変位がすべての点で初めて0になるのは、図の状態から何秒後か答える問題である。有効数字は2桁で答える。
2025/3/31
1. 問題の内容
振幅と波長が等しい2つの波が、それぞれx軸の正と負の向きに進んでいる。実線と破線の波であり、波の速さはである。定常波の変位がすべての点で初めて0になるのは、図の状態から何秒後か答える問題である。有効数字は2桁で答える。
2. 解き方の手順
重ね合わせの原理により、2つの波が重なり合ったとき、それぞれの波の変位を足し合わせたものが合成波の変位となる。問題文より、定常波の変位が全ての点で初めて0になる状態を考える。
図の状態では、2つの波は完全に同位相で重なっており、合成波の振幅は最大になっている。
定常波の変位が全ての点で0になるには、2つの波が逆位相で重なる必要がある。
これは、元の状態から半波長分だけ波がずれた状態に相当する。
2つの波は互いに逆向きに進んでいるため、片方の波だけに着目すると、波長分だけ進むことで逆位相になる。
図から波長を読み取る。図より、波長はである。
よって、の距離は、
である。
波の速さなので、波長分の距離を進むのに必要な時間は、
である。
3. 最終的な答え
2.0 秒後