直線道路を走る自動車が、$10 \ m/s$ の速度から $20 \ m/s$ の速度まで一定の加速度で加速する間に $60 \ m$ 進んだ。 (1) 自動車の加速度の大きさと向きを求める。 (2) 自動車が $60 \ m$ 進むのにかかった時間 $t \ [s]$ を求める。

応用数学物理運動等加速度直線運動速度加速度時間
2025/6/2

1. 問題の内容

直線道路を走る自動車が、10 m/s10 \ m/s の速度から 20 m/s20 \ m/s の速度まで一定の加速度で加速する間に 60 m60 \ m 進んだ。
(1) 自動車の加速度の大きさと向きを求める。
(2) 自動車が 60 m60 \ m 進むのにかかった時間 t [s]t \ [s] を求める。

2. 解き方の手順

(1) 等加速度直線運動の公式 v2v02=2axv^2 - v_0^2 = 2ax を用いる。ここで、vv は最終速度、v0v_0 は初期速度、aa は加速度、xx は移動距離である。
v=20 m/sv = 20 \ m/sv0=10 m/sv_0 = 10 \ m/sx=60 mx = 60 \ m を代入して、aa について解く。
202102=2a6020^2 - 10^2 = 2 \cdot a \cdot 60
400100=120a400 - 100 = 120a
300=120a300 = 120a
a=300120=52=2.5 m/s2a = \frac{300}{120} = \frac{5}{2} = 2.5 \ m/s^2
加速度は正の値なので、自動車の進行方向と同じ向きである。
(2) 等加速度直線運動の公式 v=v0+atv = v_0 + at を用いて、tt について解く。
20=10+2.5t20 = 10 + 2.5t
10=2.5t10 = 2.5t
t=102.5=4 st = \frac{10}{2.5} = 4 \ s

3. 最終的な答え

(1) 自動車の加速度は自動車の進行方向に 2.5 m/s22.5 \ m/s^2 である。
(2) 自動車が 60 m60 \ m 進むのにかかった時間は 4 s4 \ s である。

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