$x$軸上を運動する質点の速度$v$が、$v = V_0(1-bt)$および$v = V_0(1-bt)^2$の場合について、それぞれの加速度$a$を計算する問題です。ただし、$V_0$と$b$は定数です。

応用数学微分運動加速度物理
2025/6/2

1. 問題の内容

xx軸上を運動する質点の速度vvが、v=V0(1bt)v = V_0(1-bt)およびv=V0(1bt)2v = V_0(1-bt)^2の場合について、それぞれの加速度aaを計算する問題です。ただし、V0V_0bbは定数です。

2. 解き方の手順

加速度aaは速度vvの時間微分で求められます。つまり、a=dvdta = \frac{dv}{dt}です。それぞれの速度の式について、時間微分を計算します。
(1) v=V0(1bt)v = V_0(1-bt)の場合
vvttで微分します。
a=dvdt=ddt[V0(1bt)]=V0ddt(1bt)=V0(b)a = \frac{dv}{dt} = \frac{d}{dt} [V_0(1-bt)] = V_0 \frac{d}{dt} (1-bt) = V_0(-b)
a=bV0a = -bV_0
(2) v=V0(1bt)2v = V_0(1-bt)^2の場合
vvttで微分します。
a=dvdt=ddt[V0(1bt)2]=V0ddt(1bt)2a = \frac{dv}{dt} = \frac{d}{dt} [V_0(1-bt)^2] = V_0 \frac{d}{dt} (1-bt)^2
合成関数の微分を用いると、
a=V02(1bt)ddt(1bt)=2V0(1bt)(b)a = V_0 \cdot 2(1-bt) \cdot \frac{d}{dt}(1-bt) = 2V_0(1-bt)(-b)
a=2bV0(1bt)a = -2bV_0(1-bt)

3. 最終的な答え

(1) v=V0(1bt)v = V_0(1-bt)の場合の加速度:
a=bV0a = -bV_0
(2) v=V0(1bt)2v = V_0(1-bt)^2の場合の加速度:
a=2bV0(1bt)a = -2bV_0(1-bt)

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