$a = \log_3 3$、 $b = \log_3 5$とするとき、$\log_3 60$を$a$、$b$で表す問題です。

代数学対数対数の性質底の変換
2025/6/30

1. 問題の内容

a=log33a = \log_3 3b=log35b = \log_3 5とするとき、log360\log_3 60aabbで表す問題です。

2. 解き方の手順

まず、log360\log_3 60を素因数分解して表します。
60=22×3×560 = 2^2 \times 3 \times 5 なので、
log360=log3(22×3×5)\log_3 60 = \log_3 (2^2 \times 3 \times 5)
となります。
対数の性質を用いて、積の形を和の形に分解します。
log360=log3(22)+log33+log35\log_3 60 = \log_3 (2^2) + \log_3 3 + \log_3 5
さらに、log3(22)=2log32\log_3 (2^2) = 2\log_3 2となります。問題文よりlog33=a\log_3 3 = alog35=b\log_3 5 = bなので、
log360=2log32+a+b\log_3 60 = 2\log_3 2 + a + b
log32\log_3 2を求めるために、log310=log3(2×5)=log32+log35\log_3 10 = \log_3 (2 \times 5) = \log_3 2 + \log_3 5を利用します。
log310\log_3 10を計算するため、底の変換公式を用いてlog310=log1010log103=1log103\log_3 10 = \frac{\log_{10} 10}{\log_{10} 3} = \frac{1}{\log_{10} 3}となりますが、これでは問題が解けません。
log32\log_3 2を求めるために、a=log33=1a=\log_3 3 = 1であることから、3=313 = 3^1という関係を利用してlog360\log_3 60の式を変形します。
log360=log3(4×3×5)=log34+log33+log35=log322+a+b=2log32+a+b\log_3 60 = \log_3(4 \times 3 \times 5) = \log_3 4 + \log_3 3 + \log_3 5 = \log_3 2^2 + a + b = 2 \log_3 2 + a + b
ここで、3と5を用いて2を表すことができないため、別の方法を検討します。問題文に誤りがあると仮定して、log310\log_3 10ではなくlog36\log_3 6を求めることを考えます。
もし、log360\log_3 60ではなく、log36\log_3 6をa, bで表す問題であるならば、log36=log3(2×3)=log32+log33=log32+a\log_3 6 = \log_3(2 \times 3) = \log_3 2 + \log_3 3 = \log_3 2 + aとなります。しかし、log32\log_3 2log33\log_3 3log35\log_3 5から導出できないので、問題文に誤りがある可能性が高いです。
あるいは、a=log32a=\log_3 2b=log35b = \log_3 5であるならば、log360=log3(22×3×5)=log322+log33+log35=2log32+1+log35=2a+1+b\log_3 60 = \log_3 (2^2 \times 3 \times 5) = \log_3 2^2 + \log_3 3 + \log_3 5 = 2\log_3 2 + 1 + \log_3 5 = 2a + 1 + b

3. 最終的な答え

問題文がa=log32a = \log_3 2b=log35b = \log_3 5の場合、2a+b+12a + b + 1
問題文がa=log33a = \log_3 3b=log35b = \log_3 5の場合、2a+b+1とはならない。
問題文に誤りがあると判断し、a=log3(2)、b=log3(5)と仮定した場合の答えを記載します。
2a+b+12a+b+1

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