行列式を計算するために、行または列に関して余因子展開を行うことができます。2行目の0に着目して、2行で余因子展開をすることにします。
行列式は次のようになります。
det(A)=∑j=14a2jC2j=a21C21+a22C22+a23C23+a24C24 ここで、aijは行列のi行j列の要素であり、Cijはその要素の余因子です。 2行の要素はa21=2,a22=0,a23=1,a24=−3 です。 C21=(−1)2+1M21 C22=(−1)2+2M22 C23=(−1)2+3M23 C24=(−1)2+4M24 ここで、Mijは要素aijの小行列式です。 M21=−53−225−31022=−5(10+6)−2(6+4)+10(−9+10)=−5(16)−2(10)+10(1)=−80−20+10=−90 C21=(−1)2+1M21=−(−90)=90 M22=3−2425−31022=3(10+6)−2(−4−8)+10(6−20)=3(16)−2(−12)+10(−14)=48+24−140=−68 C22=(−1)2+2M22=−68 M23=3−24−53−21022=3(6+4)−(−5)(−4−8)+10(4−12)=3(10)+5(−12)+10(−8)=30−60−80=−110 C23=(−1)2+3M23=−(−110)=110 M24=3−24−53−225−3=3(−9+10)−(−5)(6−20)+2(4−12)=3(1)+5(−14)+2(−8)=3−70−16=−83 C24=(−1)2+4M24=−83 行列式は:
det(A)=2(90)+0(−68)+1(110)+(−3)(−83)=180+0+110+249=539