与えられた等比数列の一般項 $a_n$ と、初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求める問題です。2つの数列があり、それぞれについて計算します。 (1) -5, 10, -20, 40, ... (2) 8, 4, 2, 1, ...

代数学数列等比数列一般項和の公式
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた等比数列の一般項 ana_n と、初項から第 nn 項までの和 SnS_n を求める問題です。2つの数列があり、それぞれについて計算します。
(1) -5, 10, -20, 40, ...
(2) 8, 4, 2, 1, ...

2. 解き方の手順

(1) の数列について:
初項 a=5a = -5、公比 r=2r = -2 です。
一般項 ana_nan=arn1a_n = a \cdot r^{n-1} で求められます。したがって、an=5(2)n1a_n = -5 \cdot (-2)^{n-1} となります。
初項から第 nn 項までの和 SnS_nSn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} で求められます。したがって、Sn=5(1(2)n)1(2)=5(1(2)n)3S_n = \frac{-5(1-(-2)^n)}{1-(-2)} = \frac{-5(1-(-2)^n)}{3} となります。
(2) の数列について:
初項 a=8a = 8、公比 r=12r = \frac{1}{2} です。
一般項 ana_nan=arn1a_n = a \cdot r^{n-1} で求められます。したがって、an=8(12)n1a_n = 8 \cdot (\frac{1}{2})^{n-1} となります。
初項から第 nn 項までの和 SnS_nSn=a(1rn)1rS_n = \frac{a(1-r^n)}{1-r} で求められます。したがって、Sn=8(1(12)n)112=8(1(12)n)12=16(1(12)n)S_n = \frac{8(1-(\frac{1}{2})^n)}{1-\frac{1}{2}} = \frac{8(1-(\frac{1}{2})^n)}{\frac{1}{2}} = 16(1-(\frac{1}{2})^n) となります。

3. 最終的な答え

(1) の数列:
一般項: an=5(2)n1a_n = -5 \cdot (-2)^{n-1}
初項から第 nn 項までの和: Sn=5(1(2)n)3S_n = \frac{-5(1-(-2)^n)}{3}
(2) の数列:
一般項: an=8(12)n1a_n = 8 \cdot (\frac{1}{2})^{n-1}
初項から第 nn 項までの和: Sn=16(1(12)n)S_n = 16(1-(\frac{1}{2})^n)

「代数学」の関連問題

不等式 $|a| + 3|b| \geq |a+3b|$ を証明し、等号が成り立つ条件を求める。

不等式絶対値証明
2025/7/1

2次関数 $f(x) = a(x-1)^2 + b$ があり、 $a, b$ は定数で、$a > 0$ とする。$0 \leq x \leq 3$ における $f(x)$ の最大値が 2、最小値が -...

二次関数最大値最小値放物線
2025/7/1

$0$ でない2つの整数 $a$ と $b$ があり、$3(a-1) = 2b - 3$ の関係があるとき、$b$ は $a$ の何倍かを求める問題です。

一次方程式代数倍数
2025/7/1

与えられた2次方程式 $x^2 + mx - m + 3 = 0$ について、以下の問いに答えます。 (1) 判別式 $D$ を $m$ の式で表します。 (2) 与えられた2次方程式が重解を持つよう...

二次方程式判別式重解因数分解
2025/7/1

与えられた不等式を満たす自然数 $x$ の値をすべて求める問題です。 (1) $\sqrt{x} < 2$ (2) $5 < \sqrt{x} < 6$

不等式平方根自然数解の範囲
2025/7/1

与えられた二次方程式 $6x^2 + 5x - 6 = 0$ の解を求める問題です。

二次方程式因数分解解の公式
2025/7/1

与えられた連立方程式を解く問題です。連立方程式は次の通りです。 $\begin{cases} 0.2x + 0.3y = -0.2 \\ 5x + 2y = 17 \end{cases}$

連立方程式一次方程式代入法計算
2025/7/1

与えられた二次方程式 $x^2 + 9x + 16 = 0$ の解を求めます。

二次方程式解の公式平方根
2025/7/1

与えられた方程式 $7(x+10)^2 - 56 = 0$ を解いて、$x$ の値を求めます。

方程式二次方程式平方根
2025/7/1

与えられた連立一次方程式を解く問題です。 $ \begin{cases} 0.2x + 0.3y = -0.2 \\ 5x + 2y = 17 \end{cases} $

連立一次方程式方程式解法
2025/7/1