身長と体重の相関係数を求めるための表を完成させる問題です。表には、各人の身長($X_i$)と体重($Y_i$)、それぞれの平均($\bar{X}$と$\bar{Y}$)、各データと平均の差($X_i - \bar{X}$と$Y_i - \bar{Y}$)、差の二乗($(X_i - \bar{X})^2$と$(Y_i - \bar{Y})^2$)、および差の積($(X_i - \bar{X})(Y_i - \bar{Y})$)を計算する必要があります。最後に、それぞれの列の合計を求め、$S_{xx}$, $S_{yy}$, $S_{xy}$を求めます。

確率論・統計学相関係数統計平均分散共分散
2025/7/1

1. 問題の内容

身長と体重の相関係数を求めるための表を完成させる問題です。表には、各人の身長(XiX_i)と体重(YiY_i)、それぞれの平均(Xˉ\bar{X}Yˉ\bar{Y})、各データと平均の差(XiXˉX_i - \bar{X}YiYˉY_i - \bar{Y})、差の二乗((XiXˉ)2(X_i - \bar{X})^2(YiYˉ)2(Y_i - \bar{Y})^2)、および差の積((XiXˉ)(YiYˉ)(X_i - \bar{X})(Y_i - \bar{Y}))を計算する必要があります。最後に、それぞれの列の合計を求め、SxxS_{xx}, SyyS_{yy}, SxyS_{xy}を求めます。

2. 解き方の手順

まず、表を埋めていきます。Xˉ=170\bar{X} = 170Yˉ=66\bar{Y} = 66であることを利用します。
* 1行目:
* X1Xˉ=167170=3X_1 - \bar{X} = 167 - 170 = -3
* (X1Xˉ)2=(3)2=9(X_1 - \bar{X})^2 = (-3)^2 = 9
* Y1Yˉ=6266=4Y_1 - \bar{Y} = 62 - 66 = -4
* (Y1Yˉ)2=(4)2=16(Y_1 - \bar{Y})^2 = (-4)^2 = 16
* (X1Xˉ)(Y1Yˉ)=(3)(4)=12(X_1 - \bar{X})(Y_1 - \bar{Y}) = (-3)(-4) = 12
* 2行目:
* X2Xˉ=166170=4X_2 - \bar{X} = 166 - 170 = -4
* (X2Xˉ)2=(4)2=16(X_2 - \bar{X})^2 = (-4)^2 = 16
* Y2Yˉ=5966=7Y_2 - \bar{Y} = 59 - 66 = -7
* (Y2Yˉ)2=(7)2=49(Y_2 - \bar{Y})^2 = (-7)^2 = 49
* (X2Xˉ)(Y2Yˉ)=(4)(7)=28(X_2 - \bar{X})(Y_2 - \bar{Y}) = (-4)(-7) = 28
* 3行目:
* X3Xˉ=175170=5X_3 - \bar{X} = 175 - 170 = 5
* (X3Xˉ)2=(5)2=25(X_3 - \bar{X})^2 = (5)^2 = 25
* Y3Yˉ=6666=0Y_3 - \bar{Y} = 66 - 66 = 0
* (Y3Yˉ)2=(0)2=0(Y_3 - \bar{Y})^2 = (0)^2 = 0
* (X3Xˉ)(Y3Yˉ)=(5)(0)=0(X_3 - \bar{X})(Y_3 - \bar{Y}) = (5)(0) = 0
* 4行目:
* X4Xˉ=172170=2X_4 - \bar{X} = 172 - 170 = 2
* (X4Xˉ)2=(2)2=4(X_4 - \bar{X})^2 = (2)^2 = 4
* Y4Yˉ=7566=9Y_4 - \bar{Y} = 75 - 66 = 9
* (Y4Yˉ)2=(9)2=81(Y_4 - \bar{Y})^2 = (9)^2 = 81
* (X4Xˉ)(Y4Yˉ)=(2)(9)=18(X_4 - \bar{X})(Y_4 - \bar{Y}) = (2)(9) = 18
* 5行目:
* X5Xˉ=170170=0X_5 - \bar{X} = 170 - 170 = 0
* (X5Xˉ)2=(0)2=0(X_5 - \bar{X})^2 = (0)^2 = 0
* Y5Yˉ=6866=2Y_5 - \bar{Y} = 68 - 66 = 2
* (Y5Yˉ)2=(2)2=4(Y_5 - \bar{Y})^2 = (2)^2 = 4
* (X5Xˉ)(Y5Yˉ)=(0)(2)=0(X_5 - \bar{X})(Y_5 - \bar{Y}) = (0)(2) = 0
次に、各列の合計を計算します。
* i=15(XiXˉ)2=9+16+25+4+0=54=Sxx\sum_{i=1}^{5} (X_i - \bar{X})^2 = 9 + 16 + 25 + 4 + 0 = 54 = S_{xx}
* i=15(YiYˉ)2=16+49+0+81+4=150=Syy\sum_{i=1}^{5} (Y_i - \bar{Y})^2 = 16 + 49 + 0 + 81 + 4 = 150 = S_{yy}
* i=15(XiXˉ)(YiYˉ)=12+28+0+18+0=58=Sxy\sum_{i=1}^{5} (X_i - \bar{X})(Y_i - \bar{Y}) = 12 + 28 + 0 + 18 + 0 = 58 = S_{xy}

3. 最終的な答え

Sxx=54S_{xx} = 54
Syy=150S_{yy} = 150
Sxy=58S_{xy} = 58

「確率論・統計学」の関連問題

袋の中に赤玉が2個、白玉が4個入っている。この袋から同時に2個の玉を取り出すとき、取り出した玉に含まれる赤玉の個数の期待値を求める問題です。具体的には、まず赤玉の個数が0, 1, 2である確率をそれぞ...

期待値確率組み合わせ
2025/7/1

袋の中に赤玉4個と白玉5個、合計9個の玉が入っている。袋から玉を1個ずつ2回取り出すとき、以下の確率を求めよ。ただし、取り出した玉は元に戻さないものとする。 (1) 2個とも赤玉である確率 (2) 1...

確率条件付き確率玉の取り出し
2025/7/1

袋の中に白球3個(1から3の数字が書かれている)と赤球4個(4から7の数字が書かれている)が入っている。この袋から球を1つ取り出すとき、白球が出る事象をA、奇数の球が出る事象をBとする。条件付き確率 ...

条件付き確率確率事象確率の計算
2025/7/1

事象Aが起こったときの事象Bの起こる条件付き確率 $P_A(B)$ について、適切なものを選択する問題です。選択肢として、アとイの二つの確率の計算式が与えられています。

条件付き確率確率
2025/7/1

1個のサイコロを6回投げるとき、奇数の目がちょうど2回だけ出る確率を求めます。

確率二項分布サイコロ
2025/7/1

9本のくじの中に当たりくじが2本ある。AとBが順に1本ずつくじを引き、Aが引いたくじを元に戻してからBが引く。 (1) 2人とも当たる確率を求めよ。 (2) Aが外れ、Bが当たる確率を求めよ。

確率確率計算独立事象くじ引き
2025/7/1

AとBの2人がストラックアウト(的当てピッチングゲーム)をする。Aが的に当てる確率は$\frac{1}{3}$、Bが的に当てる確率は$\frac{1}{4}$である。 (1) 2人とも当てる確率を求め...

確率独立事象掛け算
2025/7/1

9本のくじの中に当たりくじが3本ある。このくじを一度に2本引くとき、少なくとも1本は当たる確率を求めよ。

確率組み合わせ条件付き確率
2025/7/1

9本のくじの中に当たりくじが3本ある。このくじを一度に2本引くとき、2本ともはずれくじを引く確率を求めよ。

確率組み合わせくじ引き
2025/7/1

袋の中に赤球4個と白球5個が入っている。この袋から同時に2個の球を取り出すとき、以下の確率を求める。 (1) 取り出した2個とも白球である確率 (2) 取り出した2個が同じ色である確率

確率組み合わせ確率計算事象
2025/7/1