三角形ABCにおいて、点Oが外心であるとき、与えられた角度から角xの大きさを求める問題です。 (1)では、$\angle BAC = 25^\circ$, $\angle ACB = 35^\circ$が与えられており、$\angle ABO = x$を求めます。 (2)では、$\angle ABC = 25^\circ$, $\angle ACB = 65^\circ$が与えられており、$\angle BAO = x$を求めます。

幾何学三角形外心角度二等辺三角形
2025/7/1

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Oが外心であるとき、与えられた角度から角xの大きさを求める問題です。
(1)では、BAC=25\angle BAC = 25^\circ, ACB=35\angle ACB = 35^\circが与えられており、ABO=x\angle ABO = xを求めます。
(2)では、ABC=25\angle ABC = 25^\circ, ACB=65\angle ACB = 65^\circが与えられており、BAO=x\angle BAO = xを求めます。

2. 解き方の手順

(1)
三角形の内角の和は180度なので、ABC\angle ABCは、1802535=120180^\circ - 25^\circ - 35^\circ = 120^\circとなります。
点Oは外心なので、OA=OB=OCOA = OB = OCです。よって、OAB\triangle OABOBC\triangle OBCは二等辺三角形です。
OAB\triangle OABOA=OBOA = OBの二等辺三角形なので、OAB=ABO=x\angle OAB = \angle ABO = xです。
OBC\triangle OBCOB=OCOB = OCの二等辺三角形なので、OBC=OCB\angle OBC = \angle OCBです。
OCB=ACBOCA\angle OCB = \angle ACB - \angle OCAで表せます。
また、OAC=OAB=25\angle OAC = \angle OAB = 25^\circであるので、OAC=25\angle OAC = 25^\circです。
OBC=OCB\angle OBC = \angle OCBなので、OBC=35\angle OBC = 35^\circとなります。
したがって、ABC=ABO+OBC=x+35\angle ABC = \angle ABO + \angle OBC = x + 35^\circです。
ABC=60\angle ABC = 60^\circなので、x+35=60x + 35^\circ = 60^\circとなり、x=25x = 25^\circとなります。
(2)
三角形の内角の和は180度なので、BAC\angle BACは、1802565=90180^\circ - 25^\circ - 65^\circ = 90^\circとなります。
点Oは外心なので、OA=OB=OCOA = OB = OCです。よって、OAB\triangle OABOAC\triangle OACは二等辺三角形です。
OAB\triangle OABOA=OBOA = OBの二等辺三角形なので、OAB=OBA=x\angle OAB = \angle OBA = xです。したがって、OBA=25\angle OBA = 25^\circ
OAC\triangle OACOA=OCOA = OCの二等辺三角形なので、OAC=OCA\angle OAC = \angle OCAです。OCA=65\angle OCA = 65^\circ
BAC=BAO+OAC\angle BAC = \angle BAO + \angle OACであり、BAC=90\angle BAC = 90^\circなので、x+65=90x + 65^\circ = 90^\circとなり、x=25x = 25^\circとなります。

3. 最終的な答え

(1) 25
(2) 25

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