三角形ABCにおいて、辺a=6, c=2√3, 角A=120°が与えられているとき、残りの辺と角の大きさを求める問題です。

幾何学三角比余弦定理正弦定理三角形
2025/7/1

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺a=6, c=2√3, 角A=120°が与えられているとき、残りの辺と角の大きさを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、余弦定理を用いて辺aの二乗を求めます。
a2=b2+c22bccosAa^2 = b^2 + c^2 - 2bc\cos A
次に、bについて解きます。
62=b2+(23)22b(23)cos1206^2 = b^2 + (2\sqrt{3})^2 - 2b(2\sqrt{3})\cos 120^\circ
36=b2+1243b(12)36 = b^2 + 12 - 4\sqrt{3}b (-\frac{1}{2})
36=b2+12+23b36 = b^2 + 12 + 2\sqrt{3}b
b2+23b24=0b^2 + 2\sqrt{3}b - 24 = 0
この二次方程式を解の公式で解きます。
b=23±(23)24(1)(24)2b = \frac{-2\sqrt{3} \pm \sqrt{(2\sqrt{3})^2 - 4(1)(-24)}}{2}
b=23±12+962b = \frac{-2\sqrt{3} \pm \sqrt{12 + 96}}{2}
b=23±1082b = \frac{-2\sqrt{3} \pm \sqrt{108}}{2}
b=23±632b = \frac{-2\sqrt{3} \pm 6\sqrt{3}}{2}
b=3±33b = -\sqrt{3} \pm 3\sqrt{3}
bは辺の長さなので正の値を取ります。
b=23b = 2\sqrt{3}
次に、正弦定理を用いて角Cを求めます。
asinA=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C}
6sin120=23sinC\frac{6}{\sin 120^\circ} = \frac{2\sqrt{3}}{\sin C}
sinC=23sin1206\sin C = \frac{2\sqrt{3} \sin 120^\circ}{6}
sinC=23326\sin C = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{6}
sinC=36=12\sin C = \frac{3}{6} = \frac{1}{2}
C=30C = 30^\circ
最後に、角Bを求めます。
B=180ACB = 180^\circ - A - C
B=18012030B = 180^\circ - 120^\circ - 30^\circ
B=30B = 30^\circ

3. 最終的な答え

b = 232\sqrt{3}
B = 3030^\circ
C = 3030^\circ

「幾何学」の関連問題

円 $C: (x-1)^2 + y^2 = 5$ と直線 $l: y = 2x + k$ の位置関係が、定数 $k$ の値によってどのように変わるかを求める問題です。

直線位置関係距離代数
2025/7/1

与えられた2つの放物線について、その概形を描き、焦点と準線を求めよ。 (1) $x^2 = 4y$ (2) $y = -2x^2$

放物線焦点準線二次曲線
2025/7/1

点(5, 6)を通り、円 $(x-3)^2 + (y-1)^2 = 4$ に接する直線の方程式を求める問題です。

接線点と直線の距離方程式
2025/7/1

三角形ABCにおいて、$a=\sqrt{6}$, $b=3+\sqrt{3}$, $C=45^\circ$のとき、残りの辺$c$の長さと角$A$, $B$の大きさを求めよ。

三角比余弦定理正弦定理三角形
2025/7/1

三角形ABCにおいて、$b = 2\sqrt{3}$, $c = 3 - \sqrt{3}$, $A = 120^\circ$のとき、残りの辺の長さ$a$と角の大きさ$B$,$C$を求めよ。

三角形余弦定理正弦定理三角比角度
2025/7/1

一辺の長さが6cmの立方体ABCD-EFGHから、三角錐A-BDEを取り除いた立体の体積を求める。

体積立方体三角錐空間図形
2025/7/1

底面の半径が $r$、高さが $h$ の円柱がある。 (1) この円柱の体積を $V$ とするとき、$V$ を $r$ と $h$ を用いて表す。ただし、円周率は $\pi$ とする。 (2) この円...

体積円柱半径高さ計算
2025/7/1

問題48: 右の長方形において、辺ADと辺DCの位置関係を記号で答えなさい。 問題49: 右の図の$\triangle DBE$は、$\triangle ABC$を回転移動したものである。辺ACと長さ...

長方形垂直回転移動合同辺の長さ
2025/7/1

底面の半径が $r$、高さが $h$ の円錐があります。この円錐の底面の半径を2倍、高さを $\frac{1}{2}$ にすると、体積は何倍になるかを求める問題です。

円錐体積幾何
2025/7/1

半径 $r$ 、高さ $h$ の円柱について、以下の問いに答える問題です。 (1) 円柱の体積 $V$ を $r$ と $h$ を用いて表す。 (2) 高さを半分にした円柱の体積 $V'$ が、$V$...

円柱体積計算
2025/7/1