三角形ABCにおいて、$b = 2\sqrt{3}$, $A = 60^\circ$, $B = 45^\circ$が与えられている。残りの辺の長さ$a, c$と角の大きさ$C$を求める。

幾何学三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/7/1

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、b=23b = 2\sqrt{3}, A=60A = 60^\circ, B=45B = 45^\circが与えられている。残りの辺の長さa,ca, cと角の大きさCCを求める。

2. 解き方の手順

まず、CCの大きさを求める。三角形の内角の和は180180^\circなので、
C=180AB=1806045=75C = 180^\circ - A - B = 180^\circ - 60^\circ - 45^\circ = 75^\circ
次に、正弦定理を使ってaaの長さを求める。正弦定理より、
asinA=bsinB\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B}
なので、
a=bsinAsinB=23sin60sin45=233212=32a = \frac{b \sin A}{\sin B} = \frac{2\sqrt{3} \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 3\sqrt{2}
最後に、再び正弦定理を使ってccの長さを求める。
csinC=bsinB\frac{c}{\sin C} = \frac{b}{\sin B}
なので、
c=bsinCsinB=23sin75sin45c = \frac{b \sin C}{\sin B} = \frac{2\sqrt{3} \sin 75^\circ}{\sin 45^\circ}
sin75=sin(45+30)=sin45cos30+cos45sin30=1232+1212=3+122\sin 75^\circ = \sin(45^\circ + 30^\circ) = \sin 45^\circ \cos 30^\circ + \cos 45^\circ \sin 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{2}} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{\sqrt{2}} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{3} + 1}{2\sqrt{2}}
よって、
c=233+12212=233+1222=3(3+1)=3+3c = \frac{2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3} + 1}{2\sqrt{2}}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 2\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3} + 1}{2\sqrt{2}} \cdot \sqrt{2} = \sqrt{3} (\sqrt{3} + 1) = 3 + \sqrt{3}

3. 最終的な答え

a=32a = 3\sqrt{2}
c=3+3c = 3 + \sqrt{3}
C=75C = 75^\circ

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