$a$ は正の定数とする。関数 $y = x^2 - 6x + 6$ ($0 \le x \le a$) の最小値を求めよ。

代数学二次関数最小値場合分け平方完成
2025/7/1

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。関数 y=x26x+6y = x^2 - 6x + 6 (0xa0 \le x \le a) の最小値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x26x+6=(x3)29+6=(x3)23y = x^2 - 6x + 6 = (x - 3)^2 - 9 + 6 = (x - 3)^2 - 3
この関数は、頂点が (3,3)(3, -3) で、下に凸な放物線です。
定義域 0xa0 \le x \le a における最小値を求めるために、aa の値によって場合分けを行います。
(i) 0<a<30 < a < 3 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、関数は単調減少です。したがって、x=ax = a で最小値をとります。
最小値は y=a26a+6y = a^2 - 6a + 6
(ii) a=3a = 3 のとき
定義域 0x30 \le x \le 3 において、x=3x = 3 で最小値をとります。
最小値は y=3y = -3
(iii) a>3a > 3 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a において、x=3x = 3 で最小値をとります。
最小値は y=3y = -3
まとめると、
0<a<30 < a < 3 のとき、最小値は a26a+6a^2 - 6a + 6
a3a \ge 3 のとき、最小値は 3-3

3. 最終的な答え

0<a<30 < a < 3 のとき、a26a+6a^2 - 6a + 6
a3a \ge 3 のとき、3-3

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