与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。3つの小問があり、それぞれ条件が異なります。 (1) 頂点の座標と通る1点の座標が与えられている。 (2) 最大値を取るxの値と、別のxの値に対するyの値が与えられている。 (3) 通る3点の座標が与えられている。

代数学二次関数グラフ頂点連立方程式展開
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。3つの小問があり、それぞれ条件が異なります。
(1) 頂点の座標と通る1点の座標が与えられている。
(2) 最大値を取るxの値と、別のxの値に対するyの値が与えられている。
(3) 通る3点の座標が与えられている。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標が(2, 1)なので、2次関数を y=a(x2)2+1y = a(x-2)^2 + 1 とおくことができます。
このグラフが点(4, -7)を通るので、x=4,y=7x = 4, y = -7 を代入して、aa を求めます。
7=a(42)2+1-7 = a(4-2)^2 + 1
7=4a+1-7 = 4a + 1
4a=84a = -8
a=2a = -2
よって、2次関数は y=2(x2)2+1y = -2(x-2)^2 + 1 となります。展開して整理すると、y=2(x24x+4)+1=2x2+8x8+1=2x2+8x7y = -2(x^2 - 4x + 4) + 1 = -2x^2 + 8x - 8 + 1 = -2x^2 + 8x - 7 となります。
(2) x=1x = -1 で最大値8を取るので、頂点のxx座標が1-1yy座標が88です。
よって、2次関数は y=a(x+1)2+8y = a(x+1)^2 + 8 とおくことができます。
x=1x=-1で最大値を取るので、a<0a < 0です。
また、x=3x = -3のときy=0y = 0となるので、これを代入してaaを求めます。
0=a(3+1)2+80 = a(-3+1)^2 + 8
0=4a+80 = 4a + 8
4a=84a = -8
a=2a = -2
よって、2次関数は y=2(x+1)2+8y = -2(x+1)^2 + 8 となります。展開して整理すると、y=2(x2+2x+1)+8=2x24x2+8=2x24x+6y = -2(x^2 + 2x + 1) + 8 = -2x^2 - 4x - 2 + 8 = -2x^2 - 4x + 6 となります。
(3) 2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおきます。
3点(-1, 3), (1, 1), (3, -5)を通るので、それぞれの点を代入します。
3=a(1)2+b(1)+cab+c=33 = a(-1)^2 + b(-1) + c \Rightarrow a - b + c = 3
1=a(1)2+b(1)+ca+b+c=11 = a(1)^2 + b(1) + c \Rightarrow a + b + c = 1
5=a(3)2+b(3)+c9a+3b+c=5-5 = a(3)^2 + b(3) + c \Rightarrow 9a + 3b + c = -5
3つの式を連立して解きます。
ab+c=3a - b + c = 3 (1)
a+b+c=1a + b + c = 1 (2)
9a+3b+c=59a + 3b + c = -5 (3)
(2) - (1)より、2b=22b = -2 よって b=1b = -1
(3) - (2)より、8a+2b=68a + 2b = -6
b=1b = -1を代入して、8a2=68a=4a=128a - 2 = -6 \Rightarrow 8a = -4 \Rightarrow a = -\frac{1}{2}
(2)にa=12,b=1a = -\frac{1}{2}, b = -1を代入して、121+c=1c=1+12+1=52-\frac{1}{2} - 1 + c = 1 \Rightarrow c = 1 + \frac{1}{2} + 1 = \frac{5}{2}
よって、2次関数は y=12x2x+52y = -\frac{1}{2}x^2 - x + \frac{5}{2} となります。

3. 最終的な答え

(1) y=2x2+8x7y = -2x^2 + 8x - 7
(2) y=2x24x+6y = -2x^2 - 4x + 6
(3) y=12x2x+52y = -\frac{1}{2}x^2 - x + \frac{5}{2}

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