放物線 $C_1: y=ax^2+bx+4$ がある。$C_1$と直線 $y=1$ に関して対称な放物線を $C_2$、$C_2$と直線 $x=1$ に関して対称な放物線を $C_3$ とする。$C_2$ が点 $(-2, -10)$ を通り、$C_3$ が点 $(3, -2)$ を通るとき、$a+b$ の値を求めよ。

代数学放物線対称移動二次関数方程式
2025/7/4

1. 問題の内容

放物線 C1:y=ax2+bx+4C_1: y=ax^2+bx+4 がある。C1C_1と直線 y=1y=1 に関して対称な放物線を C2C_2C2C_2と直線 x=1x=1 に関して対称な放物線を C3C_3 とする。C2C_2 が点 (2,10)(-2, -10) を通り、C3C_3 が点 (3,2)(3, -2) を通るとき、a+ba+b の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) C1C_1 と直線 y=1y=1 に関して対称な放物線 C2C_2 の方程式を求める。
(x,y)(x, y)C1C_1 上にあるとき、(x,2y)(x, 2 - y)C2C_2 上にある。よって、C2C_2 の方程式は
2y=ax2+bx+42 - y = ax^2 + bx + 4
y=ax2bx2y = -ax^2 - bx - 2
(2) C2C_2 と直線 x=1x=1 に関して対称な放物線 C3C_3 の方程式を求める。
(x,y)(x, y)C2C_2 上にあるとき、(2x,y)(2 - x, y)C3C_3 上にある。よって、C3C_3 の方程式は
y=a(2x)2b(2x)2y = -a(2 - x)^2 - b(2 - x) - 2
y=a(44x+x2)b(2x)2y = -a(4 - 4x + x^2) - b(2 - x) - 2
y=ax2+(4a+b)x4a2b2y = -ax^2 + (4a + b)x - 4a - 2b - 2
(3) C2C_2 が点 (2,10)(-2, -10) を通ることから、以下の式が成り立つ。
10=a(2)2b(2)2-10 = -a(-2)^2 - b(-2) - 2
10=4a+2b2-10 = -4a + 2b - 2
8=4a+2b-8 = -4a + 2b
4=2a+b-4 = -2a + b
b=2a4b = 2a - 4
(4) C3C_3 が点 (3,2)(3, -2) を通ることから、以下の式が成り立つ。
2=a(3)2+(4a+b)(3)4a2b2-2 = -a(3)^2 + (4a + b)(3) - 4a - 2b - 2
2=9a+12a+3b4a2b2-2 = -9a + 12a + 3b - 4a - 2b - 2
0=a+b0 = -a + b
a=ba = b
(5) (3)と(4)の結果より、
a=2a4a = 2a - 4
a=4a = 4
b=a=4b = a = 4
(6) したがって、a+b=4+4=8a+b = 4+4 = 8

3. 最終的な答え

8

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