次の2つの関数がx軸に接するような $k$ の値と、そのときの接点のx座標を求める問題です。 (1) $y = x^2 - 6x + 5k$ (2) $y = kx^2 + 5x - 1$

代数学二次関数判別式接する重解
2025/7/6

1. 問題の内容

次の2つの関数がx軸に接するような kk の値と、そのときの接点のx座標を求める問題です。
(1) y=x26x+5ky = x^2 - 6x + 5k
(2) y=kx2+5x1y = kx^2 + 5x - 1

2. 解き方の手順

関数がx軸に接するということは、二次方程式 y=0y = 0 が重解を持つということです。
したがって、判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac が0となる条件を利用します。
(1) y=x26x+5ky = x^2 - 6x + 5k
x26x+5k=0x^2 - 6x + 5k = 0 の判別式を D1D_1 とすると、
D1=(6)24(1)(5k)=3620kD_1 = (-6)^2 - 4(1)(5k) = 36 - 20k
D1=0D_1 = 0 となるのは、 3620k=036 - 20k = 0 のとき。
20k=3620k = 36
k=3620=95k = \frac{36}{20} = \frac{9}{5}
k=95k = \frac{9}{5} のとき、x26x+595=x26x+9=(x3)2=0x^2 - 6x + 5 \cdot \frac{9}{5} = x^2 - 6x + 9 = (x-3)^2 = 0
よって、x=3x = 3
(2) y=kx2+5x1y = kx^2 + 5x - 1
kx2+5x1=0kx^2 + 5x - 1 = 0 の判別式を D2D_2 とすると、
D2=(5)24(k)(1)=25+4kD_2 = (5)^2 - 4(k)(-1) = 25 + 4k
D2=0D_2 = 0 となるのは、 25+4k=025 + 4k = 0 のとき。
4k=254k = -25
k=254k = -\frac{25}{4}
k=254k = -\frac{25}{4} のとき、254x2+5x1=0-\frac{25}{4}x^2 + 5x - 1 = 0
両辺に -4 をかけると、25x220x+4=025x^2 - 20x + 4 = 0
(5x2)2=0(5x - 2)^2 = 0
よって、5x2=05x - 2 = 0 より x=25x = \frac{2}{5}

3. 最終的な答え

(1)
kk の値:95\frac{9}{5}
接点のx座標:3
(2)
kk の値:254-\frac{25}{4}
接点のx座標:25\frac{2}{5}

「代数学」の関連問題

「総選挙がある」「総選挙がない」という噂の伝播について、噂を伝えていくうちに「総選挙がある」と聞く人と「総選挙がない」と聞く人の割合がそれぞれ一定値に近づくことを示せ。噂の伝播は、前の人が「総選挙があ...

線形代数遷移行列固有値固有ベクトル極限
2025/7/7

与えられた式 $(x + \frac{1}{x})^2$ を展開せよ。

展開二項定理式変形
2025/7/7

与えられた行列 $A$ の $n$ 乗 $A^n$ を求める問題です。行列 $A$ は対角化可能で、対角化行列 $P$ と対角行列 $D$ を用いて $A^n = PDP^{-1}$ と表すことができ...

線形代数行列対角化行列のべき乗逆行列
2025/7/7

ある会社の従業員数は昨年度は男女合わせて300人だった。今年度は男子が10%減り、女子が20%増えたため、全体として4%増えた。今年度の女子従業員数を求める。

連立方程式文章問題割合
2025/7/7

問題は、与えられた式 $\frac{x^{n+1}}{x^n+1}$ を単純化することです。ただし、$n$ は自然数です。

式の簡約指数法則分数
2025/7/7

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & 2 & 2 \\ 2 & 1 & -1 \\ -1 & -1 & -1 \end{pmatrix}$ の余因子行列 $\tilde{A...

線形代数行列余因子行列行列式転置行列
2025/7/7

2次方程式 $x^2 + (m+2)x + m+5 = 0$ が重解を持つとき、定数 $m$ の値を求め、そのときの重解を求める。

二次方程式判別式重解因数分解
2025/7/7

2次正方行列 $A$ が相異なる固有値 $\lambda_1, \lambda_2$ を持つとする。固有値 $\lambda_k$ に対する固有ベクトルを $x_k$ とするとき、$x_1$ と $x...

線形代数固有値固有ベクトル行列証明
2025/7/7

次の2次関数のグラフと$x$軸との共有点の座標を求め、グラフが$x$軸に接するものがどれかを答える問題です。 (1) $y = x^2 - x - 6$ (2) $y = -x^2 + 3x - 1$...

二次関数二次方程式グラフ共有点判別式
2025/7/7

公比が2で、第4項が1である等比数列について、以下の問いに答えます。 (1) 初項を求めます。 (2) 初項から第8項までの和を求めます。

等比数列数列級数初項
2025/7/7