与えられた12個の二次関数について、定義域における最小値を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値放物線
2025/7/2

1. 問題の内容

与えられた12個の二次関数について、定義域における最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

それぞれの関数について、最小値を求めます。
(1) y=2x2y = 2x^2
定義域が指定されていないため、実数全体が定義域とみなします。
x=0x=0 のとき最小値 y=0y=0 をとります。
(2) y=x2+4y = -x^2 + 4
定義域が指定されていないため、実数全体が定義域とみなします。
上に凸の放物線なので、最小値は存在しません。しかし、問題文が最小値を求める問題なので、定義域が制限されていると仮定して考えます。定義域が実数全体と仮定した場合、下に凸の放物線となるように問題文を修正します。 y=x2+4y=x^2+4 なら、x=0x=0 のとき最小値 y=4y=4をとります。ここでは、定義域が制限されているとみなし、最小値が存在しないと回答します。
(3) y=x2y = x^2 (-4 ≤ x ≤ -1)
y=x2y=x^2 は、x=0x=0で最小値0をとる下に凸の放物線です。定義域-4 ≤ x ≤ -1では、x=0x=0は含まれないため、xxが定義域の端の値をとるときにyyが最小値をとる可能性があります。x=1x=-1のときy=(1)2=1y=(-1)^2=1x=4x=-4のときy=(4)2=16y=(-4)^2=16 なので、x=1x=-1のとき最小値 y=1y=1 をとります。
(4) y=x2y = x^2 (-1 ≤ x ≤ 3)
y=x2y=x^2 は、x=0x=0で最小値0をとる下に凸の放物線です。定義域-1 ≤ x ≤ 3では、x=0x=0が含まれるため、x=0x=0で最小値 y=0y=0 をとります。
(5) y=x2y = x^2 (3 ≤ x ≤ 6)
y=x2y=x^2 は、x=0x=0で最小値0をとる下に凸の放物線です。定義域3 ≤ x ≤ 6では、x=0x=0は含まれないため、xxが定義域の端の値をとるときにyyが最小値をとる可能性があります。x=3x=3のときy=32=9y=3^2=9x=6x=6のときy=62=36y=6^2=36 なので、x=3x=3のとき最小値 y=9y=9 をとります。
(6) y=12(x3)2y = -\frac{1}{2}(x-3)^2 (1 ≤ x ≤ 4)
上に凸の放物線です。頂点は x=3x=3 で、x=3x=3 は定義域に含まれます。よってx=3x=3で最大値 y=0y=0 をとります。最小値は定義域の端でとる可能性があります。x=1x=1のときy=12(13)2=12(2)2=2y=-\frac{1}{2}(1-3)^2 = -\frac{1}{2}(-2)^2 = -2x=4x=4のときy=12(43)2=12(1)2=12y=-\frac{1}{2}(4-3)^2 = -\frac{1}{2}(1)^2 = -\frac{1}{2}。したがって、x=1x=1のとき最小値 y=2y=-2 をとります。
(7) y=12(x3)2y = -\frac{1}{2}(x-3)^2 (2 ≤ x ≤ 5)
上に凸の放物線です。頂点は x=3x=3 で、x=3x=3 は定義域に含まれます。よってx=3x=3で最大値 y=0y=0 をとります。最小値は定義域の端でとる可能性があります。x=2x=2のときy=12(23)2=12(1)2=12y=-\frac{1}{2}(2-3)^2 = -\frac{1}{2}(-1)^2 = -\frac{1}{2}x=5x=5のときy=12(53)2=12(2)2=2y=-\frac{1}{2}(5-3)^2 = -\frac{1}{2}(2)^2 = -2。したがって、x=5x=5のとき最小値 y=2y=-2 をとります。
(8) y=(x+1)22y = (x+1)^2 - 2 (-4 ≤ x ≤ -2)
下に凸の放物線です。頂点は x=1x=-1 で、x=1x=-1 は定義域に含まれません。xxが定義域の端の値をとるときにyyが最小値をとる可能性があります。x=4x=-4のときy=(4+1)22=(3)22=92=7y=(-4+1)^2 - 2 = (-3)^2 - 2 = 9 - 2 = 7x=2x=-2のときy=(2+1)22=(1)22=12=1y=(-2+1)^2 - 2 = (-1)^2 - 2 = 1 - 2 = -1。したがって、x=2x=-2のとき最小値 y=1y=-1 をとります。
(9) y=(x+1)22y = (x+1)^2 - 2 (-2 ≤ x ≤ 0)
下に凸の放物線です。頂点は x=1x=-1 で、x=1x=-1 は定義域に含まれます。よってx=1x=-1で最小値 y=(1+1)22=2y=(-1+1)^2 - 2 = -2 をとります。
(10) y=(x+1)22y = (x+1)^2 - 2 (0 ≤ x ≤ 2)
下に凸の放物線です。頂点は x=1x=-1 で、x=1x=-1 は定義域に含まれません。xxが定義域の端の値をとるときにyyが最小値をとる可能性があります。x=0x=0のときy=(0+1)22=122=12=1y=(0+1)^2 - 2 = 1^2 - 2 = 1 - 2 = -1x=2x=2のときy=(2+1)22=322=92=7y=(2+1)^2 - 2 = 3^2 - 2 = 9 - 2 = 7。したがって、x=0x=0のとき最小値 y=1y=-1 をとります。
(11) y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 (-4 ≤ x ≤ 4)
y=(x2)2+1y = (x-2)^2 + 1 と変形できます。下に凸の放物線で、頂点は x=2x=2 で、x=2x=2 は定義域に含まれます。よってx=2x=2で最小値 y=1y=1 をとります。
(12) y=x2+4x+5y = -x^2 + 4x + 5 (0 ≤ x ≤ 4)
y=(x2)2+9y = -(x-2)^2 + 9 と変形できます。上に凸の放物線で、頂点は x=2x=2 で、x=2x=2 は定義域に含まれます。よってx=2x=2で最大値 y=9y=9 をとります。最小値は定義域の端でとる可能性があります。x=0x=0のときy=02+4(0)+5=5y=-0^2 + 4(0) + 5 = 5x=4x=4のときy=42+4(4)+5=16+16+5=5y=-4^2 + 4(4) + 5 = -16 + 16 + 5 = 5。したがって、x=0x=0またはx=4x=4のとき最小値 y=5y=5 をとります。

3. 最終的な答え

(1) 0
(2) 最小値は存在しない
(3) 1
(4) 0
(5) 9
(6) -2
(7) -2
(8) -1
(9) -2
(10) -1
(11) 1
(12) 5

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