喫煙と心疾患の関係を調べるために、喫煙者と非喫煙者それぞれ30人ずつを対象にアンケートを実施した。アンケート結果のクロス集計表から、以下の確率およびリスクを推測する。 * ある人が喫煙者である確率 * ある人が心疾患を患っている確率 * タバコを吸わない人が心疾患になる確率 * タバコを吸うことで心疾患になるリスクが何倍になるか
2025/7/2
1. 問題の内容
喫煙と心疾患の関係を調べるために、喫煙者と非喫煙者それぞれ30人ずつを対象にアンケートを実施した。アンケート結果のクロス集計表から、以下の確率およびリスクを推測する。
* ある人が喫煙者である確率
* ある人が心疾患を患っている確率
* タバコを吸わない人が心疾患になる確率
* タバコを吸うことで心疾患になるリスクが何倍になるか
2. 解き方の手順
まず、表の情報を整理します。
* 喫煙者で心疾患あり:15人
* 喫煙者で心疾患なし:15人
* 非喫煙者で心疾患あり:5人
* 非喫煙者で心疾患なし:25人
(1) ある人が喫煙者である確率:
全対象者60人(30人の喫煙者 + 30人の非喫煙者)のうち、喫煙者は30人なので、確率は
(2) ある人が心疾患を患っている確率:
全対象者60人の中で、心疾患ありの人は15人 (喫煙者) + 5人 (非喫煙者) = 20人なので、確率は
(3) タバコを吸わない人が心疾患になる確率:
非喫煙者のうち、心疾患ありの人は5人なので、確率は
(4) タバコを吸うことで心疾患になるリスクは何倍になるか:
喫煙者が心疾患になる確率:
非喫煙者が心疾患になる確率:
リスクの倍率は、喫煙者の確率を非喫煙者の確率で割れば良いので、
3. 最終的な答え
* ある人が喫煙者である確率:2分の1
* ある人がこの病気を患っている確率:3分の1
* タバコを吸わない人がこの心疾患になる確率:6分の1
* タバコを吸うことでこの心疾患になるリスクは3倍になる