男子7人、女子8人、計15人のグループから代表を3人無作為に選ぶ。 (1) 男子から1人、女子から2人選ばれる確率を求めよ。 (2) 男子から少なくとも1人選ばれる確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数サイコロ独立事象
2025/7/4
## 問題1

1. 問題の内容

男子7人、女子8人、計15人のグループから代表を3人無作為に選ぶ。
(1) 男子から1人、女子から2人選ばれる確率を求めよ。
(2) 男子から少なくとも1人選ばれる確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 全体の選び方は、15人から3人を選ぶ組み合わせなので、15C3{}_{15}C_3通り。
男子から1人を選ぶ方法は7C1{}_7C_1通り。
女子から2人を選ぶ方法は8C2{}_8C_2通り。
よって、求める確率は
7C1×8C215C3\frac{{}_7C_1 \times {}_8C_2}{{}_{15}C_3}
7C1=7{}_7C_1 = 7
8C2=8×72×1=28{}_8C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28
15C3=15×14×133×2×1=5×7×13=455{}_{15}C_3 = \frac{15 \times 14 \times 13}{3 \times 2 \times 1} = 5 \times 7 \times 13 = 455
したがって、求める確率は
7×28455=196455=2865\frac{7 \times 28}{455} = \frac{196}{455} = \frac{28}{65}
(2) 男子から少なくとも1人選ばれる確率は、1 - (男子が1人も選ばれない確率)で求められる。
男子が1人も選ばれない、つまり3人とも女子が選ばれる場合の数は8C3{}_8C_3通り。
8C3=8×7×63×2×1=8×7=56{}_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56
したがって、男子が1人も選ばれない確率は
8C315C3=56455=865\frac{{}_8C_3}{{}_{15}C_3} = \frac{56}{455} = \frac{8}{65}
よって、男子から少なくとも1人選ばれる確率は
1865=65865=57651 - \frac{8}{65} = \frac{65 - 8}{65} = \frac{57}{65}

3. 最終的な答え

(1) 2865\frac{28}{65}
(2) 5765\frac{57}{65}
## 問題2

1. 問題の内容

3つのさいころを同時に投げる。
(3) 3つとも違う目がでる確率を求めよ。
(4) 2つは同じで1つは違う目が出る確率を求めよ。
(5) 最大の目が3である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(3) 全事象は 63=2166^3 = 216通り。
3つとも違う目が出るのは、1つ目のさいころは6通り、2つ目のさいころは1つ目の目以外の5通り、3つ目のさいころは1,2つ目の目以外の4通り。ただし、目の順番は考慮しないので、6×5×46 \times 5 \times 4 で計算後、目の順序を考慮すると 6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120通り。
よって、求める確率は
6×5×46×6×6=120216=59\frac{6 \times 5 \times 4}{6 \times 6 \times 6} = \frac{120}{216} = \frac{5}{9}
(4) 2つは同じで1つは違う目が出る場合。
同じ目が1から6のどれかであるかを決めると6通り。
違う目が残りの5つの目のどれかであるかを決めると5通り。
どの目が異なるかを決めると3通り。
したがって、 6×5×3=906 \times 5 \times 3 = 90通り。
求める確率は
90216=512\frac{90}{216} = \frac{5}{12}
(5) 最大の目が3であるということは、3つのサイコロの目がすべて3以下で、少なくとも1つは3であるということ。
3つのサイコロの目がすべて3以下である場合の数は 33=273^3 = 27通り。
3つのサイコロの目がすべて2以下である場合の数は 23=82^3 = 8通り。
よって、少なくとも1つが3である場合の数は 278=1927 - 8 = 19通り。
求める確率は
19216\frac{19}{216}

3. 最終的な答え

(3) 59\frac{5}{9}
(4) 512\frac{5}{12}
(5) 19216\frac{19}{216}

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