(1) の場合
まず、曲面を F(x,y,z)=a2x2+b2y2−z=0 と定義します。 接平面の法線ベクトルは、勾配ベクトル ∇F=(∂x∂F,∂y∂F,∂z∂F) で与えられます。 各偏微分を計算します。
∂x∂F=a22x ∂y∂F=b22y ∂z∂F=−1 したがって、勾配ベクトルは
∇F=(a22x,b22y,−1) 点 (x0,y0,z0) における勾配ベクトルは ∇F(x0,y0,z0)=(a22x0,b22y0,−1) 接平面の方程式は、この勾配ベクトルを法線ベクトルとして、次のように与えられます。
a22x0(x−x0)+b22y0(y−y0)−(z−z0)=0 これを整理します。
a22x0x−a22x02+b22y0y−b22y02−z+z0=0 a22x0x+b22y0y−z=a22x02+b22y02−z0 点 (x0,y0,z0) は曲面上にあるので、z0=a2x02+b2y02 が成り立ちます。 したがって、右辺は
a22x02+b22y02−(a2x02+b2y02)=a2x02+b2y02=z0 よって、接平面の方程式は
a22x0x+b22y0y−z=z0 z=a22x0x+b22y0y−z0 (2) の場合
曲面を F(x,y,z)=a2x2+b2y2+c2z2−1=0 と定義します。 接平面の法線ベクトルは、勾配ベクトル ∇F=(∂x∂F,∂y∂F,∂z∂F) で与えられます。 各偏微分を計算します。
∂x∂F=a22x ∂y∂F=b22y ∂z∂F=c22z したがって、勾配ベクトルは
∇F=(a22x,b22y,c22z) 点 (x0,y0,z0) における勾配ベクトルは ∇F(x0,y0,z0)=(a22x0,b22y0,c22z0) 接平面の方程式は、この勾配ベクトルを法線ベクトルとして、次のように与えられます。
a22x0(x−x0)+b22y0(y−y0)+c22z0(z−z0)=0 これを整理します。
a22x0x−a22x02+b22y0y−b22y02+c22z0z−c22z02=0 a22x0x+b22y0y+c22z0z=a22x02+b22y02+c22z02 点 (x0,y0,z0) は曲面上にあるので、a2x02+b2y02+c2z02=1 が成り立ちます。 したがって、右辺は
2(a2x02+b2y02+c2z02)=2⋅1=2 よって、接平面の方程式は
a22x0x+b22y0y+c22z0z=2 a2x0x+b2y0y+c2z0z=1