2つの円の直径をそれぞれd1, d2とします。 条件より、d1+d2=40 が成り立ちます。 それぞれの円の半径は r1=2d1、r2=2d2 となります。 S=πr12+πr22=π(2d1)2+π(2d2)2=4π(d12+d22) となります。
d2=40−d1 を代入すると、 S=4π[d12+(40−d1)2]=4π[d12+1600−80d1+d12]=4π[2d12−80d1+1600]=2π[d12−40d1+800] Sを最小にするd1を求めるために、平方完成します。 S=2π[(d1−20)2−400+800]=2π[(d1−20)2+400] Sが最小となるのは、(d1−20)2=0、つまり、d1=20 のときです。このとき、d2=40−d1=40−20=20 となります。 したがって、2つの円の直径がともに20cmのとき、面積の合計が最小となります。
このとき、それぞれの円の半径は r1=r2=220=10 cm となります。 最小面積は S=πr12+πr22=π(102)+π(102)=100π+100π=200π となります。