与えられた関数 $f(x,y)$ の臨界点と、その臨界点における極値を判定する問題です。2つの関数 $f(x,y) = 10x^2 + 8xy + 16y^2 + 22x - 8y$ と $f(x,y) = (xy - y)e^{-2x-y}$ について、それぞれ臨界点を求め、判別式 $\Delta$ および2階偏微分係数 $f_{xx}$ を用いて極大値、極小値、鞍点を判定します。
2025/7/3
1. 問題の内容
与えられた関数 の臨界点と、その臨界点における極値を判定する問題です。2つの関数 と について、それぞれ臨界点を求め、判別式 および2階偏微分係数 を用いて極大値、極小値、鞍点を判定します。
2. 解き方の手順
(1) の場合:
まず、偏導関数を求めます。
臨界点を求めるために かつ を解きます。
これを解くと 、 が得られます。
したがって、臨界点は です。
次に、2階偏導関数を求めます。
判別式 を計算します。
かつ であるから、臨界点 は極小点です。
(2) の場合:
まず、偏導関数を求めます。
臨界点を求めるために かつ を解きます。
より なので、 。したがって、 または 。
より なので、 。
(a) のとき、 なので、。よって、臨界点は 。
(b) のとき、 より、。したがって、。よって、臨界点は 。
したがって、臨界点は と です。 座標の小さい順に並べると と です。
次に、2階偏導関数を求めます。
(i) の場合:
より、鞍点です。
(ii) の場合:
かつ であるから、極大点です。
3. 最終的な答え
(1) -2
(2) 3/4
(3) 576
(4) 20
(5) 極小点
(6) 1
(7) 0
(8) 3/2
(9) 1
(10) -e^{-4}
(11) 0
(12) 鞍点
(13) 3e^{-8}
(14) -2e^{-4}
(15) 極大点