2点 $O(0, 0)$、$A(1, 0)$と円 $x^2 + y^2 = 9$ 上を動く点 $Q$ でできる三角形 $OAQ$ の重心 $P$ の軌跡を求める問題です。

幾何学軌跡重心座標
2025/7/3

1. 問題の内容

2点 O(0,0)O(0, 0)A(1,0)A(1, 0)と円 x2+y2=9x^2 + y^2 = 9 上を動く点 QQ でできる三角形 OAQOAQ の重心 PP の軌跡を求める問題です。

2. 解き方の手順

重心 PP の座標を (X,Y)(X, Y) とし、点 QQ の座標を (x,y)(x, y) とします。重心の定義より、XXYY はそれぞれ、三角形の頂点の xx 座標と yy 座標の平均となるので、
X = \frac{0 + 1 + x}{3} = \frac{1 + x}{3}
Y = \frac{0 + 0 + y}{3} = \frac{y}{3}
これらの式から、xxyyXXYY で表すと、
x = 3X - 1
y = 3Y
QQ は円 x2+y2=9x^2 + y^2 = 9 上の点なので、上記の xxyy を円の式に代入すると、
(3X - 1)^2 + (3Y)^2 = 9
9X^2 - 6X + 1 + 9Y^2 = 9
9X^2 - 6X + 9Y^2 = 8
両辺を 9 で割ると
X^2 - \frac{2}{3}X + Y^2 = \frac{8}{9}
平方完成をすると
\left(X - \frac{1}{3}\right)^2 + Y^2 = \frac{8}{9} + \frac{1}{9} = \frac{9}{9} = 1
したがって、重心 PP の軌跡は、中心が (13,0)\left(\frac{1}{3}, 0\right) で半径が 11 の円となります。

3. 最終的な答え

(x13)2+y2=1\left(x - \frac{1}{3}\right)^2 + y^2 = 1

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