1. 問題の内容
長さ と の2つの線分が与えられたとき、長さ の線分を作図せよ。
2. 解き方の手順
これは相似な直角三角形を利用して作図する問題です。
1. 直線上に点Aをとり、点Aから長さ$a$の線分ABをとる。
2. 線分ABの延長上に点Bから長さ$b$の線分BCをとる。
3. 線分ACの中点Oを求める。中点Oは、線分ACの垂直二等分線を作図することで求められます。
4. 点Oを中心として、線分ACを直径とする円を描く。
5. 点Bから線分ACに対する垂線を引く。この垂線と円の交点をDとする。
6. 線分BDの長さが$\sqrt{ab}$となる。
理由:
三角形ADCは、半円に対する円周角なので、の直角三角形である。
とは相似である。(, )
したがって、。
, , とすると、
3. 最終的な答え
上記の作図手順で作図された線分BDの長さが、である。