図の角度 $x$ の大きさを求める問題です。二つの小問があります。

幾何学角度二等辺三角形外角の定理
2025/7/3

1. 問題の内容

図の角度 xx の大きさを求める問題です。二つの小問があります。

2. 解き方の手順

(1)
OA=OB=OCOA=OB=OCであるから、三角形OABOABと三角形OBCOBCは二等辺三角形です。
三角形OABOABにおいて、OA=OBOA=OBより、OAB=OBA\angle OAB = \angle OBAです。
AOB=80\angle AOB = 80^\circなので、OAB=OBA=(18080)/2=50\angle OAB = \angle OBA = (180^\circ - 80^\circ) / 2 = 50^\circです。
同様に、三角形OBCOBCにおいて、OB=OCOB=OCより、OBC=OCB=x\angle OBC = \angle OCB = xです。
BOC=AOB=80\angle BOC = \angle AOB = 80^\circだから、OBC=OCB=(18080)/2=50\angle OBC = \angle OCB = (180^\circ - 80^\circ) / 2 = 50^\circです。
よって、x=50x = 50^\circです。
(2)
AE=ADAE=ADより、三角形ADEADEは二等辺三角形なので、AED=ADE\angle AED = \angle ADEです。DAE=x\angle DAE = xとします。
したがって、AED=ADE=(180x)/2\angle AED = \angle ADE = (180^\circ - x) / 2です。
ABD=CBD\angle ABD = \angle CBDなので、ABC=2CBD\angle ABC = 2\angle CBDです。
三角形ABCABCの内角の和は180180^\circなので、BAC+ABC+ACB=180\angle BAC + \angle ABC + \angle ACB = 180^\circです。
したがって、x+2CBD+60=180x + 2\angle CBD + 60^\circ = 180^\circです。
2CBD=120x2\angle CBD = 120^\circ - xなので、CBD=(120x)/2=60x/2\angle CBD = (120^\circ - x) / 2 = 60^\circ - x/2です。
ここで、ADC=ABD+BAD=CBD+BAD\angle ADC = \angle ABD + \angle BAD = \angle CBD + \angle BADです。
また、ADE=CDB\angle ADE = \angle CDBであり、ADC=ADE+EDC\angle ADC = \angle ADE + \angle EDCです。
AED=ADE=(180x)/2=90x/2\angle AED = \angle ADE = (180^\circ - x) / 2 = 90^\circ - x/2です。
三角形ABCABCにおいて、ABC+BCA+CAB=180\angle ABC + \angle BCA + \angle CAB = 180^\circです。ACB=60\angle ACB = 60^\circなので、ABC=18060x=120x\angle ABC = 180^\circ - 60^\circ - x = 120^\circ - xです。ABC=2DBC\angle ABC = 2 \angle DBCなので、DBC=(120x)/2=60x/2\angle DBC = (120^\circ - x)/2 = 60^\circ - x/2です。
ADB\angle ADBは三角形ABDABDの外角なので、ADB=BAD+ABD=x+(60x/2)=60+x/2\angle ADB = \angle BAD + \angle ABD = x + (60^\circ - x/2) = 60^\circ + x/2です。
ADE=(180x)/2=90x/2\angle ADE = (180^\circ - x)/2 = 90^\circ - x/2なので、EDB=180ADE=180(90x/2)=90+x/2\angle EDB = 180^\circ - \angle ADE = 180^\circ - (90^\circ - x/2) = 90^\circ + x/2です。
EDB=ADC\angle EDB = \angle ADCです。
C=60\angle C = 60^\circなので、EDB+EDC=180\angle EDB + \angle EDC = 180^\circです。
AED=ADC+EAD=90x/2\angle AED = \angle ADC + \angle EAD = 90 - x/2
60+x/2+x/2+60x/2=18060 + x/2 + x/2 + 60 -x/2 = 180
x+120x=60x + 120 - x = 60
x=20x = 20

3. 最終的な答え

(1) x=50x = 50^\circ
(2) x=20x = 20^\circ

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、$AB=4$, $BC=\sqrt{21}$, $\angle A=60^\circ$のとき、$CA$の長さを求めよ。

三角形余弦定理辺の長さ
2025/7/3

三角形ABCにおいて、$\angle A = 120^\circ$, $\angle B = 45^\circ$, $BC = 3$のとき、$CA$の値を求め、$\sqrt{\square}$の形で表...

三角形正弦定理角度辺の長さ
2025/7/3

2つの円が点P,Qで交わっている。直線が線分PQと交わり、2つの円とそれぞれA,B,C,D,Eで交わっている。線分AB=6, BC=4, CD=3であるとき、線分DEの長さを求める。

方べきの定理幾何
2025/7/3

点Aの位置ベクトル $\vec{a}$ が与えられたとき、以下のベクトル方程式で表される円の中心の位置ベクトルと円の半径を求める問題です。 (1) $|\vec{p} - \vec{a}| = 3$ ...

ベクトルベクトル方程式位置ベクトル幾何
2025/7/3

ベクトル $\vec{a} = (-1, -1, 0)$、$\vec{b} = (1, 2, 2)$ が与えられている。ベクトル $\vec{x} = (1-t)\vec{a} + t\vec{b}$...

ベクトル内積角度ベクトルのなす角
2025/7/3

図形の表面積を求める問題です。図形は半円柱の半分を底面として持ち、上部が半球になっているような形をしています。図に示された寸法は、半円の半径が4cm、高さが8cmです。問題文の一部に "= 8π" と...

表面積半円柱半球図形
2025/7/3

* 長方形1の面積: $9 \times 7 = 63$ cm$^2$ * 長方形2の面積: $3 \times 11 = 33$ cm$^2$ * 底面の面積: $63 ...

表面積立体図形長方形
2025/7/3

$\triangle ABC$ の重心を $G$ とし、$\vec{BA} = \vec{a}$、$\vec{BC} = \vec{c}$ とする。$BP:PA = 2:3$ となる点 $P$ を辺 ...

ベクトル重心三角形線分比
2025/7/3

図において、直線 $AT$ は点 $A$ で円に接しており、$\angle BAT = 40^\circ$、線分 $AB = BC$ である。このとき、$\angle ABC = \theta$ を求...

接線接弦定理二等辺三角形角度
2025/7/3

底面が三角形の角柱の表面積を求めます。底面の三角形の底辺は5.6cm、高さは1.5cmです。角柱の高さは5cmで、底面の三角形以外の辺の長さは3.9cmと2.5cmです。

表面積角柱三角形立体の体積と表面積
2025/7/3